帰省せずに見積仕事済ませて、コレクションから取り出したのがこいつ!
ロンドンゾンビ紀行 (2012) COCKNEYS VS ZOMBIES
監督:マサイアス・ヘイニー 製作:ジェームズ・ハリス 製作総指揮:アンドリュー・ボズウェル、サイモン・クロウ、マシュー・ジョインズ 脚本:ジェームズ・モラン、ルーカス・ローチ 撮影:ダニエル・ブロンクス編集:ニール・ファレル、ジョン・パーマー 音楽:ジョディ・ジェンキンズ
出演:ハリー・トレッダウェイ、ラスムス・ハーディカー、アラン・フォード、オナー・ブラックマン、ミシェル・ライアン、ジョージア・キング、トニー・ガードナー、リチャード・ブライアーズ
ロンドンはイーストエンド。建築現場で古代遺跡が掘り出され、作業員がミイラ化していたゾンビに襲われてしまう。
その頃テリー(ラスムス・ハーディカー)とアンディ(ハリー・トレッダウェイ)のボンクラ兄弟は、大好きな祖父レイ(アラン・ウォード)が入居する老人ホームが閉鎖の危機にさらされていることを知り、祖父とその友人たちを救いたい一心で銀行強盗を計画していた。
いとこのケイティ(ミシェル・ライアン)の他、ディヴィとミッキーという仲間を集め計画を実行するも、あっさり警官隊に囲まれる羽目に。なんとか男女の人質を取って銀行から強行突破するべく表に出たら、ありゃいつの間にか警官隊はいず、街はゾンビで溢れかえっている状況。
その頃老人ホームではじいさん、ばあさんらが迫り来るゾンビたちを相手に大奮闘中。レイじいさんの安否を気遣う兄弟たちは老人ホームに救出に向かう!
原題のCOCKNEYS VS ZOMBIESがすべてを語っている痛快な1本。英語は弱いので彼らのコックニー訛りは分からないけど、口が悪いのと、どんな時でも冗談ばかり言っているのはわかったぞ(笑)。
定職に着かないことをレイじいさんにも怒られているマクガイア兄弟に、間抜けな強盗未遂で捕まり出所したばかりのデイヴィ、イラク戦争の古傷のせいですぐにキレまくるミッキーという、いささか不安な仲間に加え計画性のないこの強盗プランに呆れるケイティは、美人だけど錠前破りという犯罪者集団の主人公たち面子がまずいい(笑)。
彼らと逃避行を共にする人質たちも、妹の身を案じる冷静な女の子と、一言多いその彼氏とキャラがたっていていい感じなのだ。
「助けはこない。年金生活者は自力で生きるしかないのだ」とこぼす老人側もけっこうな曲者揃い。
覗きが趣味だったり、「闇組織と通じているのだ」と言い張ってたり、ダジャレを言っているらしいが全く意味不明などのじいさんたちに、レイじいさんといい仲らしいおっとりしたペギー(なんと007ゴールドフィンガーのボンドガールだったオナー・ブラックマン)に、若いアンディにやたら言い寄るばーさんなど、負けずにいいキャラで、そう簡単にはくたばらない感はいっぱいなのだ(笑)。
老人たちは耳が遠かったり、皆股関節をやられていて屋上へ上る脱出ができないなど大変で、最近身体の衰えを実感する自分も笑いごとではないのだが(笑)、予告編でもあったゾンビと歩行器で逃げるじいさんのノロノロチェイスには笑ったなあ。
オープニングのアニメとセンス良く、強盗に入った店のねーちゃんを口説いて反撃されるデイヴィや、第二次大戦でナチを殺しまくった経験のあるレイじいさんなどの過去エピソードを、ほんの数秒で描写する語り口も好きだ。
あと、サッカーに詳しくないからチーム名はわからないけど、ゾンビになっても相手チームと小競り合いをしているサポーターゾンビとか、逃走手段が2階建てのロンドンバスとか、まさに「ロンドン紀行」な描写も多く、観光ではないイギリス好きな方にいい一本でしょうなあ。
ゾンビ相手に銃ぶっ放して元気なことこの上ない老人たちと、根拠のない自信だけはある若い主人公たちとの連帯、労働者階級の心意気とド根性、そして「ゾンビどもここから出ていけ」と叫ぶ地元愛に、ニコニコしながら一気に観てしまえるオススメの1本。
自分の中では「ショーン・オブ・ザ・デッド」と並び英国印ゾンビコメディの両横綱に確定であります!
日本版はコメディを強調してますな(笑)
ロンドンゾンビ紀行 (2012) COCKNEYS VS ZOMBIES
監督:マサイアス・ヘイニー 製作:ジェームズ・ハリス 製作総指揮:アンドリュー・ボズウェル、サイモン・クロウ、マシュー・ジョインズ 脚本:ジェームズ・モラン、ルーカス・ローチ 撮影:ダニエル・ブロンクス編集:ニール・ファレル、ジョン・パーマー 音楽:ジョディ・ジェンキンズ
出演:ハリー・トレッダウェイ、ラスムス・ハーディカー、アラン・フォード、オナー・ブラックマン、ミシェル・ライアン、ジョージア・キング、トニー・ガードナー、リチャード・ブライアーズ
ロンドンはイーストエンド。建築現場で古代遺跡が掘り出され、作業員がミイラ化していたゾンビに襲われてしまう。
その頃テリー(ラスムス・ハーディカー)とアンディ(ハリー・トレッダウェイ)のボンクラ兄弟は、大好きな祖父レイ(アラン・ウォード)が入居する老人ホームが閉鎖の危機にさらされていることを知り、祖父とその友人たちを救いたい一心で銀行強盗を計画していた。
いとこのケイティ(ミシェル・ライアン)の他、ディヴィとミッキーという仲間を集め計画を実行するも、あっさり警官隊に囲まれる羽目に。なんとか男女の人質を取って銀行から強行突破するべく表に出たら、ありゃいつの間にか警官隊はいず、街はゾンビで溢れかえっている状況。
その頃老人ホームではじいさん、ばあさんらが迫り来るゾンビたちを相手に大奮闘中。レイじいさんの安否を気遣う兄弟たちは老人ホームに救出に向かう!
原題のCOCKNEYS VS ZOMBIESがすべてを語っている痛快な1本。英語は弱いので彼らのコックニー訛りは分からないけど、口が悪いのと、どんな時でも冗談ばかり言っているのはわかったぞ(笑)。
定職に着かないことをレイじいさんにも怒られているマクガイア兄弟に、間抜けな強盗未遂で捕まり出所したばかりのデイヴィ、イラク戦争の古傷のせいですぐにキレまくるミッキーという、いささか不安な仲間に加え計画性のないこの強盗プランに呆れるケイティは、美人だけど錠前破りという犯罪者集団の主人公たち面子がまずいい(笑)。
彼らと逃避行を共にする人質たちも、妹の身を案じる冷静な女の子と、一言多いその彼氏とキャラがたっていていい感じなのだ。
「助けはこない。年金生活者は自力で生きるしかないのだ」とこぼす老人側もけっこうな曲者揃い。
覗きが趣味だったり、「闇組織と通じているのだ」と言い張ってたり、ダジャレを言っているらしいが全く意味不明などのじいさんたちに、レイじいさんといい仲らしいおっとりしたペギー(なんと007ゴールドフィンガーのボンドガールだったオナー・ブラックマン)に、若いアンディにやたら言い寄るばーさんなど、負けずにいいキャラで、そう簡単にはくたばらない感はいっぱいなのだ(笑)。
老人たちは耳が遠かったり、皆股関節をやられていて屋上へ上る脱出ができないなど大変で、最近身体の衰えを実感する自分も笑いごとではないのだが(笑)、予告編でもあったゾンビと歩行器で逃げるじいさんのノロノロチェイスには笑ったなあ。
オープニングのアニメとセンス良く、強盗に入った店のねーちゃんを口説いて反撃されるデイヴィや、第二次大戦でナチを殺しまくった経験のあるレイじいさんなどの過去エピソードを、ほんの数秒で描写する語り口も好きだ。
あと、サッカーに詳しくないからチーム名はわからないけど、ゾンビになっても相手チームと小競り合いをしているサポーターゾンビとか、逃走手段が2階建てのロンドンバスとか、まさに「ロンドン紀行」な描写も多く、観光ではないイギリス好きな方にいい一本でしょうなあ。
ゾンビ相手に銃ぶっ放して元気なことこの上ない老人たちと、根拠のない自信だけはある若い主人公たちとの連帯、労働者階級の心意気とド根性、そして「ゾンビどもここから出ていけ」と叫ぶ地元愛に、ニコニコしながら一気に観てしまえるオススメの1本。
自分の中では「ショーン・オブ・ザ・デッド」と並び英国印ゾンビコメディの両横綱に確定であります!
日本版はコメディを強調してますな(笑)