ジュラシック・ワールド | B級パラダイス

B級パラダイス

健康優良不良中年が、映画、音楽、読書他好きなことを気まぐれに狭く深くいい加減に語り倒すブログであります。

昨夜夜更かししたのに普段通り起きたせいか昼過ぎから寝入ってしまっていた。
ここ数日のうちではかなり涼しかったのにああ、もったいない。
郡山は昨日から「うねめ祭」なる夏祭りを駅前でやっているので見物がてら出かけ、
焼そばで腹ごしらえ。そのままレイトショーのこいつを観に行った。



ジュラシック・ワールド JURASSIC WORLD (2015)

監督:コリン・トレヴォロウ 製作:フランク・マーシャル、パトリック・クローリー 製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、トーマス・タル キャラクター創造:マイケル・クライトン 脚本:リック・ジャッファ、アマンダ・シルヴァー、デレク・コノリー、コリン・トレヴォロウ 撮影:ジョン・シュワルツマン 編集:ケヴィン・スティット 音楽:マイケル・ジアッキノ
出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ヴィンセント・ドノフリオ、タイ・シンプキンス、ニック・ロビンソン、オマール・シー、B・D・ウォン、イルファン・カーン

料金が安くなるレイトショー時間に上映しているのは3Dの吹き替えのみ。
普段は断然字幕派ではあるのだが、俳優の声を直に聞きたい種類でもないアトラクションムービーだと割り切って眼鏡の上に眼鏡での鑑賞になる久々の3Dに。
でもこれは3Dで良かったかな(笑)。予想通り楽しめた一編であった!

もうね、何度も書いてるけど怪獣好きの自分としては恐竜も同類として必須(笑)。
1作目の「ジュラシック・パーク」を劇場で観た時はサム・ニールやローラ・ダーンたちと一緒に
現代に甦った恐竜たちの姿に口あんぐり、その大暴れにニコニコしながら観たもんだった。
ティラノサウルス登場~人間食っちゃう、スピルバーグの暗黒面炸裂のシーンに
小さい子供が「怖いよ~」と劇場で泣き喚いていたのも良い想い出だなあ。

今回は続編の「ロストワールド/ジュラシックパーク」と「Ⅲ」の舞台「サイドB」から20年の時を経て最初の島に。
あの開園する前に閉鎖になった「ジュラシックパーク」がタイトルロールの「ジュラシックワールド」として、しっかりテーマパークとして開園している設定だ。
自分も20年ぶりにこの地に足を踏み入れた気分でまたもニコニコしながらの鑑賞であった。

しかしまあ、知らない人が見たらほんとにどっかで営業しているんじゃないの?って思うくらい
リアルな恐竜が予想以上に大挙出演ってのだけでもう大満足だったな。

定番アパトサウルスやトリケラトプス、ステゴサウルスはちょっぴりの登場であるものの
何気に好きなアンキロサウルスもしっかり登場、プテラノドンら翼竜も大暴れ、
毎回印象深く人間と絡むシーンの多いヴェラキラプトルも準主役、
予告編でサメを食べるアトラクションで出てくる初登場のモササウルスも美味しい役どころ。
そして満を持して登場のティラノサウルスの雄姿!
そしてある意味今回の主役、遺伝子操作で登場の・・・ええっと(パンフで確認(笑))インドミナス・レックスが出ずっぱりのいい悪役ぶりで◎。
T-Rexをベースに他の恐竜の遺伝子を交ぜ「見てくれが良くて迫力ある恐竜」を作ったつもりが
モウゴウイカだのアマガエルなどいろいろ交ぜちゃったので、人間をだますくらい賢いわ、身体の色は変えるわ、ラプターとも通じるわ
兄弟は共食いで食っちゃっての1個体をずっと餌づけだけで育てたから社会性皆無。食うためじゃなく殺すために殺すという手に負えないモンスターと化していたってのも良い設定。
引き籠りが外に出て無差別殺人起こしているようなものだって言ったら語弊があるか(笑)。
でもまあ、このインドミナス・レックスが恐竜たちにも嫌われる迷惑極まりない石川力男的ヤクネタっていう存在が効いてますな。

1作目のジュラシックパークからの引っ張りもところどころに垣間見えるのもいい感じで、期待していなかった人間ドラマ部分のスパイスになっていた。
右往左往逃げつつの対処に、欲の皮突っ張った奴らの陰謀や、主役男女の関係修復に兄弟愛のドラマも最低限の押さえで邪魔にもならず
あ、こいつ恐竜にやられるだろーなあっていう悪い奴はしっかり襲われる予定調和の展開も王道で、安心して観られるのであった(笑)。

ただ2万を超える観客が大パニックになるところは翼竜大襲来くらいでちょっと少なめ。
もっと阿鼻叫喚の一大惨事になるかと思ったのだが、まあ恐竜たちに免じて良しとしよう。

主役のオーウェン役のクリス・プラットはカッコいいなあと思っていたら
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の主役だそうで。未見の同作品の期待値がまた一つ上がったな。
あのロン・ハワードの娘というブライス・ダラス・ハワードは最初は食われる方かと思っていたら(笑)後半スーツを脱いでからは良い面構えになってましたな。
恐竜好きのガキの顔をどっかで観たぞと思っていたら前日テレビで観た「アイアンマン3」に出ていたのね(笑)。
何より驚いたのはキューブリックの「フルメタル・ジャケット」の“微笑みデブ”ヴィンセント・ドノフリオとの再会。色々映画に出ているのだが自分が観ていないものが多く、久々でわからなかったよ。

クライマックスはキングギドラに立ち向かうゴジラたち地球怪獣連合軍が楽しかった「怪獣総進撃」を彷彿とさせる
対インドミナス・レックスの恐竜バトルロイアルの様相でこれまたワクワクさせてもらったのだ。
いやあ、やっぱデカいのが回りの迷惑顧みずに暴れて闘って壊しまくるって最高だなあ(笑)。
きっとストーリーはそのうち忘れてしまうけど、恐竜たちの姿はまた観たいと思うのだ。

てな訳で、次も「デカいのが暴れる」のを観に行ってきます(笑)