19時40分からの最終回に走って向かったのは、待ちに待ったコイツだ!
マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015)
MAD MAX:FURY ROAD
監督:ジョージ・ミラー 製作:ダグ・ミッチェル、ジョージ・ミラー、P・J・ヴォーテン
脚本:ジョージ・ミラー、ブレンダン・マッカーシー、ニコ・ラソウリス
撮影:ジョン・シール 編集:マーガレット・シクセル 音楽:ジャンキー・XL
出演:トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、ヒュー・キース=バーン
もうね、言うことなし!以上‼︎
で、終わりたいくらい(笑)大満足の2時間だった。
正直50歳超えてこんなのを大絶賛するのもどーなのよ!って思いもあるが(笑)
面白いものは面白いのだ!
過去の3部作を上手くなぞりながら、俺の中の心の一本である「2」をリブートしたようなシンプルかつ燃える筋立て。
核戦争後の荒廃した世界で、家族を失い、生きる望みを失い荒野をさすらうマックス。
彼の乗るインターセプターを狙われ、狂信的な戦闘集団を束ねる独裁者イモータン・ジョーに捕まる。
そのジョーの腹心の部下でありながら彼の「子産み女」たちを解放し、
武装トレーラー「ウォータンク」で逃げる女隊長フェリオサ。
彼女の裏切りに怒り心頭のジョーは戦闘集団ウォーボーイズを伴って全軍で追撃。
マックスは彼らの「輸血袋」(笑)扱いで車の前に吊るされたまま、まったく活躍しない冒頭でさえ
ウォータンクと敵対するハリネズミ軍団、追いついたウォーボーイズとのチェイスで魅せる!燃える!
その後、生まれ故郷の「緑の土地」を目指すフェリオサらと手を組むマックス。
荒野にはびこる武装盗賊との戦闘、イモータン・ジョーの容赦ない追撃に砂塵と紅蓮の炎が巻き上がる!
最初から最後まで、だれることなく文字通りのノンストップ。
いまどきCGも使わず、まさに生身のアクションに拘ったというその心意気に拍手!
俺の大好きなマカロニウエスタンのフオーマットそのままに
決して完全な善のヒーローではないマックスが
生き延びるために、降りかかる火の粉を払うために巻き込まれ
でもその戦闘スキルを発揮していく様がやはりツボ。
マックスは若き日のメル・ギブソンにやって欲しかった思いも正直あった、
だがトム・ハーディも、ちょっとした表情がハリソン・フォードに似て見える瞬間もあったが
なかなかはまっており、2代目襲名、立派に果たしてたな(笑)。
何より今回はフェリオサ役のシャーリーズ・セロン。
旧の「2」の女戦士も良かったけど、闘う女はカッコいいよな。
どうしてそーなった?!の片腕義手に運命の過酷さも匂わせ、格好良いことこの上なし。
何より今回のタイトルは彼女のためにあるようなもので、実質主役でしたな(笑)。
丸坊主で砂まみれ、色気の欠片もないけど、
生き抜く強さがそのまま人間としての格好良さに集約されてて、わたしゃ惚れました(笑)
生き急ぎ、名誉ある死を願っていたウォーボーイズのニュークス!
初めて心の繋がりを経験して…の儲け役。
でもこの顔では他の映画に彼が出ていてもわからんな(笑)
びっくりしたのはイモータン・ジョー役のヒュー・キース=バーンが
1作目の暴走族のヘッド、トッカーターその人だったこと。
と、言ってもこの姿なんでパンフで知って驚いたわけだが(笑)
プリミティブな太鼓ドンドコ部隊をバックにマーシャルアンプ積み上げて、
火炎放射器付きダブルネックメタルギターを掻き鳴らし部隊の進撃を鼓舞するコイツが最高!
あー、もうどれもこれも最高じゃねーか!
書いているうちにまた血が滾ってきちゃったよ(笑)
実は3Dが吹替えだけとのことで、普通の2D字幕版で観たんだが、もう一回見てこよーかなあ。
久々、まったく時間の長さを感じず、
映画に浸る楽しさを、学生の頃を思い出させてもらった1本だった。
映画館を出たら土砂降り。
濡れながら自転車を暴走気味に走らせ一気に帰宅したけど
この上なく幸せな土曜でありマックス!(笑)