選挙演説に妨害をするなら、報道するメディアに映り込むように抗議のプラカードなんてのが
登場して、何よりクスッと笑えて、メディア批判も烏合の選挙よりは大衆に支持されているかも。
偏向・印象操作のみに傾注してしまい、自分達の足で取材して「真実を白日の元にする」なんて
気概はないメディアは、今日も今日とて評論に明け暮れる。
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安倍政権の5年が問われる衆院選である。
安全保障関連法やアベノミクス、原発政策など大事な政策論議の前にまず、指摘しておかねばなら
ないことがある。
森友学園・加計学園をめぐる首相の説明責任のあり方だ。
首相やその妻に近い人が優遇されたのではないか。行政は公平・公正に運営されているか。
一連の問題は、政権の姿勢を問う重要な争点である。
党首討論やインタビューで「森友・加計隠し解散だ」と批判されるたびに、首相はほぼ同じ言い回しで
切り返す。
首相の友人が理事長の加計学園の獣医学部新設問題では「一番大切なのは私が指示したかどうか」
「国会審議のなかで私から指示や依頼を受けたと言った方は1人もいない」という。
首相自身の指示がなければ問題ないと言いたいのだろう。
だが、それでは説明になっていない。
首相に近い人物が指示したり、官僚が忖度(そんたく)したりした可能性を否定できないからだ。
実際に、「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」と記された文書が文部科学省に残っている。
http://www.asahi.com/articles/DA3S13175627.html?ref=editorial_backnumber
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それなりに疑惑が存在するなら、自分で突き止めるなんて金輪際出来ぬのに、疑惑は疑惑の
まま批判だけしていれば、「火のないところにも、火がつく」という火付け盗賊みたいなメディア
の醜悪な態度は「反吐」が出てきてしまう。
世論操作の手法にだけは、秀でているだけとなれば、そんなものは「あってもなくても
同じ」で、ない方が社会の安寧を保てるかもである。
体制批判も、また自分達の足掻きも、それなりの映像描写で描くと、見た人には理解
してもらえるかもなものに、いろいろな意味で「うんこ投げ」している社会風刺に秀でていた
のが「バード・シット」という映画ではなかろうか・・・。
「バード・シット」 七十年公開作
ロバート・アルトマンの映画は、コメディの中に真実をくすりと笑えるものを押し込んで、
社会風刺に秀でたものとなっている。
ここでも原題は個人の名前だが、邦題は映画の中の出来事を持ってきて題名にしているは、
日本の映画人の題名に賭ける思いの強さを感じて、邦題の方がこの映画の内容に
沿っているようだ。
何しろ「鳥の糞」は、このコメディの中に起こる事件の肝となって、一応のサスペンス風味を
加味しているのだが、死んだ人は必ず「鳥の糞」をかぶっているって具合で、おかしな殺人事件
の様相を呈して、それでなくとも人間関係が異常なのに被って、そこはかとなくサスペンス風な
空気も、またマッドな関係も、オブラートに包むかのよう。
何しろ「空も飛べるはず」の主人公の思いの強さと境遇、周りの人との関わり合いとかも、
「マッシュ」で見せたおかしさがいかされて、なんともふんわりとしたものとなって、ラストへと
向かい、夢の実現へと結びついて、しかしその夢も「檻の中」ってところが、なんとも風刺的結末
ただ映画全体が主人公以下どこかゆがんだ人間の集合体としてだから、まともな権威も
見ている人にとっては滑稽に映り込むって効果を、遺憾なく発揮している・・・。
で、そのラスト・シーンに、日本の歌曲を重ねると、なんとも合うシーンになる。
このバンドの曲調は、なんだか曇り空が合いそうで、どこか哀愁を帯びたのが上の映画にあってしまう。
純粋なだけに痛々しい、面の皮が厚くなると、純粋なものに対する感慨が一段と強まる感じ・・・。
また同じバンドの以下の曲。
題名だけでなく、歌われる純粋な気持ちが崩される時、以下の映画を思い出す。
「砂の上のロビンソン」 八十九年公開作
哀しい結末は必然か、はたまた「夢破れた後」は、今更ながらの「後の祭り」か・・・。
その道程の哀しさは、歌曲にも重なってくる。
純粋故の汚れなき心が、閉ざされるとき、哀愁はそこはかとなく・・・。
このバンドのライブ映像があったのだが、スタジオ録音と変わらぬものだなぁと思っていると、
そういえばライブの批判に上がったバンドを思い出した。
それが以下の曲を演奏するバンド何だが・・・。
こっちもスタジオとライブでの差異がないとか批判されたのだが、スタジオの再現が出来る実力
は、のちのち評価の対象となって、「ザ・バンド」というバンドは、イージー・ライダーの楽曲の中
でも、映画にあったものとなっていた。
もっとも題名も歌詞は意味不明なのは、上のバンドとよく似ている・・・。
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といったところで、またのお越しを・・・。