以外のことは意識することはなくなる。
だが、感受性強く「いい子」ていようとなると、周囲の動静にも気を使い、時
には軋轢から「生きづらい」世界にしか生きられぬこともある。
そして悲惨な結末に直結してしまうことも・・・。
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岩手県矢巾町で、中学2年生の男子生徒がいじめをうかがわせる内容を学校の
ノートに書き残し、自殺したとみられる問題で、1年生のときのノートにも
「ずっと悪口」「何回も『死ね』って言われる」などと記されていたことが分
かりました。
町の教育委員会は、今後、1年生のノートの内容についても調査することにし
ています。
矢巾町の中学2年の村松亮さん(13)は、担任の教諭とやり取りする「生活
記録ノート」にいじめをうかがわせる内容を書き残し、いじめを苦に自殺した
とみられています。
村松さんは1年生のときにもノートでやり取りをしていて、ノートの中には、
たびたび「ずっと悪口」「何回も『死ね』って言われる」などと記されていま
した。
このうち、5月には「まるでいじめられるような気分でいやです。もうげんか
いです」、7月には「クラスでいじめが、またいやになってきました」、そし
て、2月には「死にたいと思ったときがけっこうありました」などとつづられ
ています。

矢巾町の教育委員会によりますと、村松さんが通っていた中学校は、今年度、
いじめの件数はゼロと報告していましたが、昨年度もいじめの件数は同じくゼ
ロと報告していたということです。
教育委員会は、1年生のときからいじめと疑われる行為があったかどうか、今
後、調査することにしています。
母親「学校から連絡が欲しかった」
亡くなった村松亮さんの母親は「息子が死にたいとノートに書いているので学
校から連絡が欲しかったです。
先生とどのようなことを話していたのか知りたいです。
息子と同じように苦しんでいる人も死ぬことだけは絶対にやめてほしいです」
と涙ながらに話しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150711/k10010146941000.html
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趣味ウンタラでも、その昔は「音による熱狂」というものがあって、それ以外の
出来事に無頓着でいられたなんて・・・。
今の時代と、その昔の「不良の音楽」と呼ばれたエレキの旋律には、夢中になる
ことで、周囲の諍いも解消されたことも・・・。

四国の観音寺市の若者の夢中さ加減に、時代の似通う人々は共感してしまう。
それこそ「ベンチャーズ」以外のことは眼中にない程に・・・。
いい子でいることと、自分を沸き立たせる音への憧憬が、知らず知らずに反抗
も伴い「自我の成長」なんてのに寄与していた。
ふり返ればねそれこそそんな気がする。これの中の「お兄さん達の演奏」を見る
少年と同じ年頃の体験は、よく覚えている。
そこから自分で知る動機も生まれて、レコードを買い聞き込むなんて・・・。

テレビの「エレキ合戦」なんてのに、自分の知る人が出ているとなれば、それこ
そ眼を皿にして見入ったものだ。
そしてこのベンチャーズの言葉のない旋律の方が、耳に入り込み易かった。
で、この前衛星放送で「ベンチャーズ」のものの再放送を偶然見たものだから、
上の報道の悲惨さと、自分の時代の過ごし方に、この音楽の流行が少しくらいの
同級生との軋轢に、それ以外の気持ちの安寧もあると、なんとか過ごせたなんて
思えるのだが・・・。
この「ベンチャーズ」ものは、その後は歌謡ポップスとして耳に残ることになる。
「北国の青い空」
「二人の銀座」
「京都の恋」
この曲をきけば、思い出すのが「三保の松原」での合宿。
夏の暑い盛りに海岸を走り、うんざりする練習と、「頭の半分が割れる程に痛く、
半分は痛くない」なんてコーチに告げた先輩は、一日目で合宿免除になっていなく
なった。なんて今でも苦笑する出来事を思い出すのだから、出来事を音楽が思い出
されてくる。
「雨の御堂筋」
熱狂したのは「バイプライン」もそうたが、以下のものも・・・。
今はいい時代になったのかも、それこそその時代の演奏振りを見ることができる
なんて・・・。レコードが磨り減るほどに聴くだけだったのが・・・。
「ダイヤモンド・ヘッド」
「急がば廻れ」
英語では「歩け、走るな」が、日本語訳にすると「急がば廻れ」ってのに、
一つの勉強になった「ベンチャーズ」デビュー曲で、この動画のテレビ放送を
見ていると、アメリカもテレビでは「レコード音源を流し、演奏のふり」なん
だからなんとも・・・。
そしてこのとき、後はリードをとるノーキー・エドワーズがベースだものなぁ・・・。
今見ても、ただの「田舎のおっさんみたいなグループ」ぶりは、微笑ましい・・・。
ただ衛星放送でのインタビューでの「日本人への観察」には、何度も来ている人は
国民性を理解していると、納得してしまった。
「日本人は一度好きになると、以後ずっと好きでいてくれる」だから毎年やってく
るのを楽しみにしている。って・・・、これを逆にすれば、
「嫌ったら、もう転向するには相当の期間なりが必要」という良くも悪くも「一途」
そんなだから夢中になれるものがあれば、また違った過ごし方がと、この報道から
は若いほど生きづらい世の中になってきてしまったのかと、寂しく思う・・・。
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といったところで、またのお越しを・・・。