国会議員の歳費は「国民の税金」である。
となれば、その議員の矜持のあるなしは、税金の無駄使いに通じて、議員失格なら、
歳費をやらない選択肢も国民にあって当然ではないのか・・・。
選挙で選ばれたとなれば、誤って投票してしまったとしたら、不服申し立てを簡便に
行えるようにしないと、税金の無駄が垂れ流されてしまう。
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大阪市内で街頭演説した橋下氏は、この日、上西氏と連絡をとり、「こんなグダグダな状
況にした騒動の責任をとって議員辞職して、2、3年修業して次の選挙で維新からもう一
度、出直してはどうか」と打診したことを明かした。
しかし、橋下氏によると上西氏は「議員の身分は法に触れない限り奪われない」「それだ
ったら除籍で結構です」と拒否したという。
橋下氏は、今回の処分の理由を「彼女はこれまで国会議員としての言動に非常に問題
があり、大阪維新の会として大阪府議会に指導預かりとして預けてたが、全然改善の見
込みがないと報告が上がってきた」と明かし「上西はああだこうだと言っているが、一連
の行動と、これまでの言動を総合的に判断した」と説明した。
除名とした上西氏について、橋下氏は「(初当選から)2年で変わるもんです。
完全に永田町の感覚になっています」と批判。
「あの議員とは2度と付き合いません」と大阪維新としては次回選挙以降は公認しないこ
とを明言した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150404-00000048-dal-ent
維新の党の上西小百合・衆院議員を巡る問題で、上西氏の除名を決めた地域政党「大阪
維新の会」代表の橋下徹・大阪市長は4月4日、大阪市都島区での街頭演説で、本人に議
員辞職を求めたが拒否されたと述べ「許すことはない。あの議員とは二度と付き合わない」
と非難した。
「さっき彼女と話をしましてね、『1回チャンスを与えるよ』と。もう1回出直すんであれば、1回
身を引いて。
やっぱり彼女、修行が足りなかった、政治家として。これね、僕の責任ですよ。
29歳か何かで国会議員にしてしまった。手が回らなくてね、
大阪で選挙、選挙、選挙やってしまって、29歳の女の子をきちんと国会議員に育て上げるこ
とができなかった。
だってこれ、現金で給料2200万円に1200万円の経費、29歳の女の子に入っていくわけです。
政党からは1300万円お金出るとか、飛行機乗る時にはVIP待遇ですよ。僕ねえ、久々に話
したんですけど、いやあ、変わるもんだなと。国会議員やると、2年経つとこうなってしまうの
かと。完全に永田町の感覚ですね。
ですから『1回辞めて、2年間3年間もう1回修行積んで、次の選挙の時に一生懸命努力して、
また維新の党から出てしっかりやればいい。だから1回どうですか、時間置きませんか』と言
ったら、『法に触れない限りは議員の身分は奪われません』とか。
今の大阪の状況どんなだか知ってますか。みんな大阪市議会議員は、自分をクビにするた
めに大阪都構想やってるんですよ(中略)。
それが、ね、この状況の中で、秘書と何かした、メディアへの対応、あんな対応があって、
ぐじゃぐじゃな状況になって、こうなったら最後は自分で身を引くのってのが政治家の責任の
取り方。
僕の指導不足でそれすらできずに『いや、もう、それだったら除名で結構です』と。どうも国会
議員、ずっとやり続けたいみたいですね。
(中略)納税者の気持ちからしたら、許すことはない。今回はまあ国会議員の感覚、どうだろ
うと、あの議員とは二度と付き合いません」
http://www.huffingtonpost.jp/2015/04/04/naniwano-erika-refused-to-resign_n_7003116.html
有田芳生@aritayoshifu
桑田佳祐さんが新アルバム「葡萄」で横田めぐみさんを歌っている。「Missing Persons」。
「アカン!!強引な交渉は/話し合いはもっと冷静で/当然向こうもテンパってる/外
交は焦れたら負けさ」ではじまる。いま横田夫妻に知らせた。
有田芳生@aritayoshifu
ニューアルバム「葡萄」で横田めぐみさん拉致を歌った桑田佳祐さん。
その歌詞がすごいのは、拉致被害者の思いに寄り添っているだけでなく、
北朝鮮側の担当者が命がけであることへも想像力が届いていることだ。
いまの外交の問題点まで表現している。
https://twitter.com/aritayoshifu/status/584199116336443392/photo/1
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ふてぶてしい態度を見せれば、選挙民は「騙された」とかで、まして比例復活やら、
参議院の全国区とか、議員資質に疑問のある人たちは、とっとと辞めさせるのは、
国益を守るのにも直結している。
何しろ議員を辞めても「るーぴーぶり健在」なんてのか存在してしまうのだから・・・。
この画像の人のように「引っ掻き回して、後の尻拭い」は知らん振りで、この無責任ぶりが
沖縄の現状なのは、誰でも思うものだろう。
そんな「損害しか出さなくとも」なんとも歳費は支払われるなんて、それこそ理不尽すぎる。
以下に国会議員の特権ぶりを書き込みがあったので張ってみる。
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029 2015/04/06(月) 13:30:55 ID:3xoBLSToOM
世界最高水準となる高額な議員報酬
歳費は、各都道府県で平均所得が異なる一般公務員や民間企業とは異なり支給額が
一律であり、アメリカの議員で年額約1,700万円、イギリス下院は約970万円などの諸外
国に対して、日本の国会議員は年額約2,200万円(手当てを含めた総額は約4,200万円)
と世界最高水準と優遇されていることから議員特権であるとして批判されることがある。
国会議員には一般の公務員などと同様に期末手当(約635万円)が支払われる。
これらとは別に文書通信費が毎月100万円のほか、国会議員の歳費、旅費及び手当等
に関する法律により定められた手当てが支給される。
個人給与を国費で負担する公設秘書として、公設第一秘書、公設第二秘書、および国
会議員政策担当秘書の3人を置くことが132条により認められること議員会館に事務室
が与えられる(132条の2)。
JR全線無料(新幹線・特急・グリーン車等の料金も含む。
ただし、東北新幹線「はやぶさ」のグランクラスのみ特急料金・グランクラス料金につい
て適用除外)(国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律10条)。
航空機は月4往復分無料(JR全線無料乗車証との選択)
家賃が安価な議員宿舎(選挙区が東京特別区外で議員会館に通勤出来ない人に限る)
競馬場、競輪場、競艇場の入場料が無料(競馬法施行規則、自転車競技法施行規則、
モーターボート競走法施行規則)
身分証明としての議員記章贈呈(総選挙ごとに新しく製作されるため失職・辞職しても返
還する義務はない)
などがある。
JRの議員パスや航空運賃の無料分は、民間でいう通勤手当に相当するとの主張があ
る一方、選挙区に関係なく一律定額支給である点を挙げて異論もある。
また、議員宿舎については、地方選出議員の通勤や有事における国会の緊急召集な
どの観点から存在意義を認めつつも、立地や設備等の面で世間の相場や社会通念
に照らし合わせて著しく廉価である点について批判されることが多い。
退職金(国会法第36条)
文書通信交通滞在費(国会法第38条、歳費法第9条)。
JR特殊乗車券、国内定期航空運送事業に係る航空券の交付(歳費法第10条、第11条)
審査・調査のための派遣旅費日当(国会法第106条)
旅費(歳費法第8条)
議会雑費(歳費法第8条の2)
期末手当(歳費法第11条の2以下)
人事官弾劾の追訴にかかる実費の支給(歳費法第11条の5)
弔慰金・特別弔慰金の支給(歳費法第12条、第12条の2)
公務上の災害に対する補償(歳費法第12条の3)
立法事務費(国会における各会派に対する立法事務費の交付に関する法律)
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こうした特権を知ると、それに相応しい政治活動をすべきと、国民なら誰でも思うところ
だが、一旦当選すると衆議院では解散がない限り、また参議院では六年間その歳費を
懐に出来る。これこそ「何もしない税金泥棒」と国民からは思えるし、矜持があればそこ
にしがみつくのは「見っとも無い」以前の「清貧ののすすめ」からすれば軽蔑しても、一向
構わない人々となって来る。
で、こういった「清貧の対極」を描いていたのが、戦後すぐの時代背景を社会風刺して
にやりとさせる今村昌平の「果てなき欲望」というモノクロの映画である。
「果てしなき欲望」 五十八年公開作
監督となって三作目のこの物語は、敗戦後に隠匿した「モルヒネ六千万」の隠し場所
を巡って「欲に目がくらんだ人々」の群像劇。
疑心暗鬼と裏切りと、欲に目がくらめばの浅ましさを、モノクロの陰影が良く引き立てて
まして目的協力のトンネル掘りってなところと、長門裕之の少し足らぬ男の存在やら、
六品格だったかの「廃品回収業」の役どころが、この欲望に塗れた人々と対を成して
様々な生き方でも、人は強く生きられるを実感させて、印象深い・・・。
にしても出だしのサスペンス調から、どんどんドジな行為に連なる欲望のさまが、
クスリと笑えるブラックジョークとして、見ている人に「バカだなぁ」と思わせる行動様式
を描いて、それにしても生きることに懸命だったとしたらのエネギィーも感じさせ、敗戦
からの価値観の変遷の様も、より人間的な一面を赤裸々に描いている。
何より最後まで生き残ったのが女で、それが自然災害には弱くと、良心からの裏切りに
もあってと、因果応報的な最後を見せれば、社会批判的ブラックコメディーの出来上がり
で、人間の滑稽さも随所に描き、これの後に「ブタと軍艦」とかの作品と連なっていくと思
うと、人間を見詰め、人間の原風景を撮り続けたと思えるものの一品と見て取れる。