批判に中で出てくる語句も、スタイナーには、せせら笑われる「戦争のはらわた」 | 流浪の民の囁き

流浪の民の囁き

映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

地方の行政のトップの「二枚舌」ぶりで、すっかり「デモ」までされる始末に、支離滅裂な

自分しか理解出来ない論をはり、またまた顰蹙を買っているが、それはそのまま現状

の行政能力のなさの現れのようで、どんどんボロが出てきたようだ。

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「ナチスまがいのことを許しては東京五輪を開催できませんよ!」――。






8月28日、自民党のヘイトスピーチ規制に関するプロジェクトチームが始動した。

東京都の舛添要一知事は、翌日29日の定例会見で、法規制へ向けた議論が始まったこ

とを歓迎した。

■「結論は一つ。ナチスまがいのことを許していいんですか?」

自民党は28日、ヘイトスピーチ対策等に関する検討プロジェクトチーム(PT)の初会合を

開催。舛添知事は、安倍総理と会談した際に、自民党の政調でヘイトスピーチの法規制

の検討を依頼していた。安倍総理は、舛添知事の要請に応じるようなかたちで、このPTを
立ち上げたという経緯がある。
自民党は、ヘイトスピーチだけを規制対象とは考えておらず、毎週金曜日、国会周辺で行

なわれている原発反対デモなども規制対象にすることをふまえ、議論している。
舛添知事は、ヘイトスピーチについて、「ずーっとヘイトスピーチが2020年まで続いている

状況を見て下さい。五輪やれますか?そういう状況で。私は五輪の主催都市として、恥ず

かしい」などと改めて見解を表明し、「都民・国民が声をあげて、ヘイトスピーチをやめさせ

るべきだ」と発言した。
PTで一緒に議論されている国会周辺デモ規制については、「ごちゃまぜになっている。

表現の自由とヘイトスピーチは別。区別するために様々な意見が出てくることは良い。

万機公論に決して、結論は一つ。こういうナチスまがいのことを許しては、東京は2020年、
東京五輪を開催できませんよ!」と、語気を強めてヘイトスピーチに対処していくと話した。


東京都:舛添知事定例記者会見より(ヘイトスピーチ部分を抜粋)
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/TEXT/2014/140829.htm

【知事】国レベルでやらないといけないというのは、これは一地方自治体の問題ではなくて、

各地でああいうヘイトスピーチ起こってますから、これは国全体で取り組むべきであると。

そして、まず議論を始めてもらうと。そうするとこれは与党の自民党の部会の中で平沢勝栄

さんがPTのチームになって始めてくれているので、様々な議論が出てくると思いますけれど

も、こういう議論を始めたということ自体が、ヘイトスピーチおかしいではないかということが

国連から出てますから、大変結構だと思っています。
そして、いつも申し上げているように、表現の自由との兼ね合い。だから、日本国憲法の精

神に照らして、ある特定の国の人を殺すみたいな発言というのは、日本国憲法の基本的人

権に沿うのかと。ちょっと、それは違うのではないでしょうかと。で、その基準をしっかりして

もらいたいということなのです。
そして、極論すれば、ナチスの連中は、ユダヤ人を虐殺したわけですよ。だから、今だって

ヒトラーの『我が闘争』、『マイン・カンプ』というのは発禁本になって、今、解禁しようかという

議論も出ていますけど、発禁本になってるわけです。そして、おそらくこのヘイトスピーチの

議論がドイツであったらもうあっという間に規制されると思いますね。それで、私が、常に申

し上げるのは、平和の祭典であって、人種や宗教や言葉やあらゆる壁を乗り越えてアスリ

ート達が集まるオリンピック・パラリンピック大会において、特定の国の人をこれだけ悪し様

にするようなことを許しては絶対にならないと思います。
ですから、国がしっかりと、国の法律でもって、しっかりとこういうことは我が日本国憲法の

精神から見ても許されることではないということをしっかり法制化していただきたいと思います。

そうすると、国の法律の下で我々も必要なことがやれるわけですから。
そして、もちろん人権週間や何かで、私もことあるごとに、それは先ほどのBRTを、BRTつく

ろうが、オリンピック競技施設の見直しやろうが何やったところでずっとヘイトスピーチが2020

年まで続いてる状況を見てください。オリンピックやれますか、そういう状況で。
私は主催都市として、オリンピックの主催都市として恥ずかしい。都民が国民が皆で声を上

げてそういうことを、しっかりと止めさせるべきだと思っていますから、私は。今回自民党の

政調のPTができて、そこで議論を始めたというのは大変良いことで。そして、国会周辺のデ

モの規制とごちゃ混ぜになっているようなことがあります。また、私が言ったように表現の自

由ということと、ヘイトスピーチは別ですよということをしっかり区別するためにそういう様々

な意見が出てくるということが良いので。やはり万機公論に決して、結論は一つ、こういうナ

チスまがいなことを許しては、東京は2020年のオリンピック・パラリンピックを開催できませ

んよと、それぐらいの強い決意で望みたいと思っています。

(Independent Web Journal、石川優氏) ※ソース元に動画あり
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/165252

2014/08/29 舛添要一 東京都知事 定例会見
https://www.youtube.com/watch?v=xUIBuRIBIHg





朝鮮学校補助金「国益に沿わないことはよくないが、教育を受ける権利はある」

9月に入り、都知事の定例会見は週2回となった。その初日の2日、舛添要一知事は、
都が交付していない朝鮮学校への補助金について、「万機公論に決すべし。国益に沿わ

ないことはよくないということはあるが、どこの国の子供でも教育を受ける権利はあり、侵

害してはいけない。
そのバランスをどうとるのかなということが問題。
広く議論をしていくことが必要」と、交付の是非を改めて検討する考えを示した。
舛添都知事は、19日に訪韓=アジア大会開会式出席. 東京都の舛添要一知事は2日の

定例記者会見で、19日から21日まで韓国に出張すると発表した。
仁川で19日から始まる第17回アジア競技大会の開会式に出席する。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140903/lcl14090308330001-n1.htm
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選挙に付き物の公約では、議論の余地なしが、当選後は詭弁を弄する。

権利があるのは当たり前で、侵害などしていないが補助金を出したくて仕方ないから

こそ、変な詭弁を使うことになる。

もっとも「公約違反」では、都民からのブーイングは激しさを増してこよう。

「オリンピック」を人質にして、何かと脅すようなリーダーなど存在自体がウザ過ぎる。




そんなリーダーなどいらないからこそ、前代未聞のデモなどをかまされる。

そこにあるのは「差別を叫ぶ」者達への「日本国民の軽蔑」なのを理解出来ない

そこはかとない「オンチぶり」が、浮世離れのルーピーの二代目と、早めに見なした結果。

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■俺は生まれも育ちも東京!都立高校で学び今東京在住、年金暮らしの78歳だが

〝こんな都知事いらない〟運動は初めて見た!
都民の〝反発の肝〟は都民に関わりの無い〝韓国への傾斜〟であろう。

日韓関係は国政だ。知事は都政に熱中すれば良い!

shiero https://twitter.com/nshiero/status/507019306656219137/photo/1




山野車輪 @sharinyamano

韓国批判と在日批判というのは親和性が高い。で、現在、日本人の6割が嫌韓。
ゼロ年代の嫌韓ムーブメントは、後に在日批判の色が強まったように、2012年以降の

嫌韓ムーブメントも、何かきっかけがあれば、嫌韓日本人が在日批判に流れる可能性

はある。 7:21 8月27日(水)

https://twitter.com/sharinyamano/status/504529082629881856

2012年以降の嫌韓は、韓国大統領の反日発言に、日本人の堪忍袋の緒が切れたこと

でムーブメントとなった。
過激な在日と在日擁護の人たちは、このことを反面教師とし、過度な悪行はひかえても

らいたい。
そして日本人に過度な我慢を強いることも控えるべき。対立が深まるばかり。 7

:24 8月27日(水)

https://twitter.com/sharinyamano/status/504529778599145472

嫌韓本ムーブメントに嘆く人たちは、この「韓国が仕掛けて日本人の堪忍袋の緒が切れ

た」という流れを理解していないような気がする。
であれば、在日と在日擁護の人たちも、同じ轍を踏む可能性はあるんだよね。 

7:24 8月27日(水)

https://twitter.com/sharinyamano/status/504529934593708032

在日・在日擁護連中は、在日批判をすべて「ヘイトスピーチ」とレッテルを貼り、批判の根本

原因には決して触れようとはしない。
彼らにとってソレは、自分たちの過去の悪行が詰まっているパンドラの箱。そりゃあ、触れら

れないよなぁ(苦笑。 9:32 8月29日(金)

https://twitter.com/sharinyamano/status/505347145067532288

在特会は在日を「差別」しているとされているが、彼らの在日に対する心情は「軽蔑」では

なかろうか。
実際、軽蔑されても仕方ない不正・犯罪の実態があるんだし。
また在日の不正・犯罪の実態について「軽蔑」している人は、割と多いのでは?
「差別」レッテルを貼られかねないから、表に出さないだけで。 14:08 8月31日(日)

https://twitter.com/sharinyamano/status/506035790682398720

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ヘイト・スピーチなるもので、何とか「派手な感情表現」を押さえ込もうと懸命になっても

もう「軽蔑の感情」しかない日本人は、見向きもしない。

そこらを見誤るから、次回なぞあるはずない。そこらは自覚しているから「抽象的揶揄」

で、自分の正当化の醜さを披瀝して、世紀の最低の都知事と、後世に名を残すか・・・。

このリーダーの世迷言も、それこそ日本バッシングの報道機関の様と同じで、いつまで

がんばり切れるか、それとも国民の都民のリコールで崩されるか。





この報道機関の人々も、商品としての「言論」についての真摯な意識も責任も持ってい

ない
いないようで、自身の保身にしか関心がないようである。
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トピックニュース 2014年09月03日11時40分

3日、朝日新聞大阪本社社会部記者の武田肇氏がTwitterで朝日新聞について批判をした。
発端は2日に「池上彰氏が原稿掲載拒否で朝日新聞の連載中止を申し入れ」と題した記事が、
週刊文春に掲載されたことによる。
池上彰氏が連載している「新聞ななめ読み」の原稿に、慰安婦問題について「朝日は謝罪
すべきだ」と記述があったことから、朝日新聞は原稿の掲載を拒否。池上氏は自ら連載中

止を申し入れたのだという。
この記事を紹介する形で、3日、武田氏はTwitterの自身のアカウントに「私は組織に忠実な
企業内記者の一人ですが」と前置きしながらも「夕方、このニュースを聞いて、はらわたが
煮えくりかえる思いでした。極めて残念です」と投稿し、怒りをあらわにした。
すると、この投稿に対して「はらわたが煮えくりかえる思いは、朝日新聞に対してですか、
それとも、池上さんに対してですか?」と武田氏に質問する返信が寄せられた。
武田氏は返答する投稿で「今回の自社の姿勢に対してです…」とハッキリと自社批判で
あることを認めている。
なお、武田氏のTwitterプロフィールには「投稿内容は朝日新聞を代表するものではありま

せん。RTは必ずしも内容に賛意を示すものではありません」と書かれている。


武田 肇 / Hajimu Takeda @hajimaru2
私は組織に忠実な企業内記者の一人ですが、夕方、このニュースを聞いて、はらわたが煮

えくりかえる思いでした。極めて残念です(査定に響きませんように…) /池上彰氏が原稿

掲載拒否で朝日新聞の連載中止を申し入れ(週刊文春) - Y!ニュース http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140902-00004316-sbunshun-soci
2014年9月3日 00:08


中島章智 @Cap_Herlock
@hajimaru2 はらわたが煮えくりかえる思いは、朝日新聞に対してですか、
それとも、池上さんに対してですか?

武田 肇 / Hajimu Takeda @hajimaru2
@Cap_Herlock 今回の自社の姿勢に対してです…
2014年9月3日 08:48

http://news.livedoor.com/article/detail/9213276/

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はらわたが煮えくりかえる思い


自社への批判も、自身の保身としての発信という側面が見え隠れして、何とか嵐の

過ぎ去るのを待つという姑息さ、通常の神経なら「辞職という選択」が、もっともな抗議

の方策だろう。


で、この「はらわた」という語句に反応すれば、それこそ言い訳もなくまして生死の狭間

でも「欲望よりは職務に邁進した」姿勢が、誰よりも格好良く「男の生き様」として脚光を

浴びる・・・。主人公の不適な笑顔と哀しみが印象的な「戦争のはらわた」が思い浮かぶ。




https://www.youtube.com/watch?v=LLr0NxPtv-c

「戦争のはらわた」 七十七年公開作


サム・ペキンパーが撮った戦争ものだが、視点は上でやたらと避難される「ドイツ軍」

の一下士官の視点でのもので、独ソ交戦の東部戦線ものである。

主人公は飄々としてキャラクターが、時には軽薄な役柄やで、今一重さを感じられない

ジェームス・コバーンなのだが、今回の役柄はそれらの軽薄さに変わって、飄々とした

態度が狂気の雰囲気の中で、際立ってむごたらしい生死の狭間をリアルなものとして

見ているものを引き込ませる役割として、凄みを引き立てていた。

ペキンパーの独特の映像美は、戦争の狂気よりは究極の死のやり取りの凄まじさを

キッチリ描き、そこに縦社会の理不尽と功名と保身とをぶっこみごった煮させながら、

主人公の際立った潔癖な男の生き様と対比させるから、いかにも汚らしい上司やらと

映し出す。

まして理不尽な上司をも、ラストでは笑うだけで通じ合い、逃げ惑いを留めて敵に向か

わせると、戦争であり、敵に向かって攻撃するに徹する役割が、伝播して男同士の

意思疎通は死に向かっても、怯まないってな、男としての立位置が見事に描かれている。

原題は「鉄十字」というものを、邦題ではおおむね戦争というものの狂気に視点を当てる

からの命名とは思えるが、これはなんとも戦っている兵士に対する敬意は感じられず、

さすが「捻くれた意識が蔓延している日本」なるゆえかと・・・。

ここで描かれる敗戦近いドイツ軍であっても、懸命に戦う人々のいたことを描くのは、死を

伴った戦闘というものの狂気の中でも、生を希求し死を覚悟でも戦うという「意志の強固」

さに対する敬意を映像化したもので、上のルーピー知事の「批判のナチス」云々の批判

が、余りにも的外れで、引用する不遜さに反吐が出るを、スタイナーの笑いに見る思いだ。

上司の卑怯な振る舞いや、功名心の醜さにこそ、軍であっても民間企業でも組織の中の

うざったい人間のエゴが、見ている人により醜く映る。

だけに「ナチス云々」を引用する人の言も、それに似てとても醜く、ナチスの下で戦った人

々の尊厳も傷つけているのは、許せない。

戦争の中の蛮行を、被害者面して後になって訴えるやり方も、なんとも救いがたいもので

過去を水に流し、先を見詰める意識に戦争映画の「隠れた訴えがある」

この暴力励賛みたいな捉え方をされる監督の撮り方も、そこいらを意識すると男の役割の

哀しさが滲んでいるようである。




https://www.youtube.com/watch?v=uVI11Qychz4

「戦争のはらわたⅡ 戦場の黄金律」 七十八年未公開作


こちらは上の続編的なものだが、残念ながら前作に到底及ばないばかりか、スタイナー

のキャラクターまでぶち壊しで、とっても残念なものとなっている。





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                        といったところで、またのお越しを・・・。