一つのキャラが流行ると、後に続けとばかり乱立していく地方発のキャラククターで、
なにやら「貧相な悲惨さ」で話題になったものがあった。
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鳥取市教育委員会は9日、鳥取城跡の新キャラクターのうち、戦国時代に兵糧攻めを
生き延びた庶民をイメージした「かつ江さん」について市ホームページでの公開を一時
中止すると発表した。
「飢餓を連想させる」との批判の声が寄せられたため。
担当する文化財課は「いままでのキャラとは違うという印象があったが、予想外に反響
が大きかった」
と戸惑っており、今後、使用するかどうかも含めて検討する。
「かつ江さん」は、青白い顔でげっそりとした女性が、ぼろぼろの着物を身につけカエル
を握り締めている。
羽柴秀吉に兵糧攻めにされ落城した「鳥取の渇え殺し」をモチーフに市内の男性が考
案した。
http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014070901001719.html
毎日新聞【三沢耕平】 2014年07月01日 21時35分
http://mainichi.jp/select/news/20140702k0000m020128000c.html
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地方のイメージ・アップにやたらのキャラクターを創作してみても、それが広がるかは
未知数。
そこにやや二次元的にも無理くりなキャラは・・・。
こういったキャラであれば、ある程度は抵抗感もなかったかも知れない。
そこは採用する側の見識と程度問題・・・。
で、こういった地方行政のイメージ・アップに繋げようとする動きは昔から
あり、アメリカの一地方では映画を撮影してしまったところも・・・。
それが邦題「悪魔のゴミゴミ・モンスター」という映画である。
http://www.youtube.com/watch?v=tVwdL9t4N8Y
「悪魔のゴミゴミ・モンスター」 七十四年未公開作
原題ではアメリカの田舎の町の名があり、そこの怪物としてゴミから生まれたとあり
で、町をあげての「映画によって名を売る」にもろ手を挙げて住民が賛成したかは、
はなはだ怪しいが町長にすれば、主人公の女性が町長の娘となれば、映画好きが
一挙に進めた地方発の自主製作映画となりそうで、そこに怪物を当てはめるのは、
造形趣味の町民あったレバこそかも・・・。
だけに役者のセリフは、すべてにおいて素人くささが漂い、その上の演出のつたなさ
が加勢して「のったりした怪物同様の人間ドラマ」となっている。
何しろこの怪物、空を飛べても町民は誰一人空を見上げずに、地面に現れて初めて
驚くというカリフォルニアの穀倉地帯の歴史を出だしの映像化からしたら不自然では
あるが、脚本的にはキングコングをオマージュするでなく、パクッて電波塔に登らせる
には、空を飛ぶ場面を町民に見せ訳にはいかないとなって来るのだろう。
要は脚本があっちにいったりこっちに来たりして、いかに解決していくかが最初から決
まっていなかったから、現場現場で決めていく手法ではなかったかと思える。
にしても町の発展と共に増え続けるゴミ問題のバニックに陥らせるにはモンスターと
としても映画とすると、アラばかりが目だって逆効果となりそうだが・・・。
ただそれが映画として後々残って、地方の名前だけは広がるは宣伝効果としての
金額を思えば、「税金の無駄使い」でもないだろうと、映画好きの人々には思えるかも・・・。
こんな映画もある、悲惨なキャラもまた、後にはすっかり忘れ去られるか、はたまた
気色悪い自虐的雰囲気で「徐々に認識させれるか」それは国民の意識の配慮加減か
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といったところで、またのお越しを・・・。