ゆるキャラも行政によっては悲惨さが「悪魔のゴミゴミ・モンスター」 | 流浪の民の囁き

流浪の民の囁き

映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

一つのキャラが流行ると、後に続けとばかり乱立していく地方発のキャラククターで、

なにやら「貧相な悲惨さ」で話題になったものがあった。


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鳥取市教育委員会は9日、鳥取城跡の新キャラクターのうち、戦国時代に兵糧攻めを

生き延びた庶民をイメージした「かつ江さん」について市ホームページでの公開を一時

中止すると発表した。
「飢餓を連想させる」との批判の声が寄せられたため。
担当する文化財課は「いままでのキャラとは違うという印象があったが、予想外に反響

が大きかった」
と戸惑っており、今後、使用するかどうかも含めて検討する。
「かつ江さん」は、青白い顔でげっそりとした女性が、ぼろぼろの着物を身につけカエル

を握り締めている。
羽柴秀吉に兵糧攻めにされ落城した「鳥取の渇え殺し」をモチーフに市内の男性が考

案した。

http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014070901001719.html





予算執行調査:ゆるキャラ乱立、財務省が見直し要請


 独立行政法人(98法人)の関係機関でマスコットキャラクターを作製して
いるのが105機関に上り、大半の作製目的があいまいで効果を上げていない
ことが1日、財務省の予算執行調査で分かった。キャラクターの乱立は昨今の
「ゆるキャラブーム」も背景にあるとみられ、同省は「予算の無駄遣い」とし
て抜本的に対応を見直すよう求めている。

 マスコットキャラクターにかかる費用は独法の広報関係経費(2013年度
で計12億9900万円)から支出されている。調査によると、キャラクター
を導入した理由は「広報一般のため」「他が導入しているから」などと、あい
まいな回答がほとんど。28機関では着ぐるみを作製し、作製単価は平均約5
9万円。しかし、昨年度の出番(稼働日数)は平均で19日にとどまる。中に
は年間でわずか5日間の出番なのに、維持管理費が年100万円を超えた機関
もあった。

 受付やロビーに配置する人形や置物は18機関で作っており、1体で小型車
並みの138万円を支出している機関も。2体を38万円で作製しながらイベ
ントに4回展示したのみで、それ以外は「倉庫で眠ったまま」のケースもあっ
た。

 イベントなどで配布するボールペンなどのオリジナルグッズを作製している
独法は27機関。このうち、17機関は在庫管理を行わず、グッズを身内であ
る法人職員に配っていた機関もあった。

 財務省は調査結果を今後の予算編成に反映させる方針。出番の少ないキャラ
クターについては「引退」(廃止)を含めて見直すよう求めていく。

 【ことば】予算執行調査

 財務省が査定した予算が効率的に使われているかをチェックする仕組み。2
002年度にスタートした。昨年度までに廃止や事業見直しなどで予算に反映
した額は計3492億円。今年度の対象は75件で、調査を終えた58件につ
いて結果を公表した。保健師を育成する厚生労働省の事業や、自治体に災害対
応の専門家を派遣する事業など6事業で全廃や一部廃止を所管省庁に求めた。
理化学研究所がパソコンや検査キットなどを一括購入せずに割高な単価で調達
するなどの「無駄」も発見。予算要求官庁のコスト意識の低さを改めて浮き彫
りにしている。

毎日新聞【三沢耕平】 2014年07月01日 21時35分
http://mainichi.jp/select/news/20140702k0000m020128000c.html
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地方のイメージ・アップにやたらのキャラクターを創作してみても、それが広がるかは

未知数。

そこにやや二次元的にも無理くりなキャラは・・・。







こういったキャラであれば、ある程度は抵抗感もなかったかも知れない。

そこは採用する側の見識と程度問題・・・。


で、こういった地方行政のイメージ・アップに繋げようとする動きは昔から

あり、アメリカの一地方では映画を撮影してしまったところも・・・。

それが邦題「悪魔のゴミゴミ・モンスター」という映画である。





http://www.youtube.com/watch?v=tVwdL9t4N8Y
「悪魔のゴミゴミ・モンスター」 七十四年未公開作


原題ではアメリカの田舎の町の名があり、そこの怪物としてゴミから生まれたとあり

で、町をあげての「映画によって名を売る」にもろ手を挙げて住民が賛成したかは、

はなはだ怪しいが町長にすれば、主人公の女性が町長の娘となれば、映画好きが

一挙に進めた地方発の自主製作映画となりそうで、そこに怪物を当てはめるのは、

造形趣味の町民あったレバこそかも・・・。

だけに役者のセリフは、すべてにおいて素人くささが漂い、その上の演出のつたなさ

が加勢して「のったりした怪物同様の人間ドラマ」となっている。

何しろこの怪物、空を飛べても町民は誰一人空を見上げずに、地面に現れて初めて

驚くというカリフォルニアの穀倉地帯の歴史を出だしの映像化からしたら不自然では

あるが、脚本的にはキングコングをオマージュするでなく、パクッて電波塔に登らせる

には、空を飛ぶ場面を町民に見せ訳にはいかないとなって来るのだろう。

要は脚本があっちにいったりこっちに来たりして、いかに解決していくかが最初から決

まっていなかったから、現場現場で決めていく手法ではなかったかと思える。

にしても町の発展と共に増え続けるゴミ問題のバニックに陥らせるにはモンスターと

としても映画とすると、アラばかりが目だって逆効果となりそうだが・・・。

ただそれが映画として後々残って、地方の名前だけは広がるは宣伝効果としての

金額を思えば、「税金の無駄使い」でもないだろうと、映画好きの人々には思えるかも・・・。


こんな映画もある、悲惨なキャラもまた、後にはすっかり忘れ去られるか、はたまた

気色悪い自虐的雰囲気で「徐々に認識させれるか」それは国民の意識の配慮加減か


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                       といったところで、またのお越しを・・・。