底抜けな理想的平和主義者も真っ青な「空飛ぶ戦闘艦」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

妄想も過ぎれば個人の頭の中では「変換」してしまい、それこそ「正義の使者」にもなり

得る。

そして日本の前代未聞の「政権交代」が果たした快挙は、「ルーピー」とあだ名される

人物を国のトップに据えたことである。

そこから後は「ローリングストーン」で、転がり落ちが加速という事態でも、本人は「平和

の使者」を演じてしまうのだから・・・。


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イランを訪問している民主党の鳩山由紀夫元首相は7日、同国のサレヒ外相と会談し

た。イラン学生通信によると、鳩山氏は、第2次大戦で広島と長崎に原爆が投下され

たことに言及した上で「どの国も大量破壊兵器、特に核兵器を持つべきではない」と

述べ、交渉を通じたイラン核問題の解決に期待を示した。
サレヒ氏は、近く再開する見通しの国連安全保障理事会の5常任理事国にドイツを

加えた6カ国との協議が「欧米との信頼関係を築く機会になるだろう」とする一方で、

イランの核開発は平和利用が目的であり、その権利を放棄することは決してないと

述べた。



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鳩山氏は7日にイランの首都テヘランに到着。8日午前にアハマディネジャド大統領

と会談する予定で、8日夜にテヘランを出発するという。鳩山氏のイラン訪問をめぐっ

ては、日本政府や民主党内から中止や延期を求める声が相次いでいた。

▽産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120408/plc12040809260004-n1.htm


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イランを訪問している民主党の鳩山由紀夫元首相は8日午後、同国のアハマディネ

ジャド大統領と会談し、「国民のための政治をすべきだという思いは首相を辞めた後

も変わらない」などと述べた。8日夜にテヘランを出発する予定。
鳩山氏は7日、同国のサレヒ外相と会談。イラン学生通信によると、鳩山氏は、
第2次大戦で広島と長崎に原爆が投下されたことに言及した上で「どの国も大量破

壊兵器、特に核兵器を持つべきではない」と述べ、交渉を通じたイラン核問題の解

決に期待を示した。サレヒ氏は、イランの核開発は平和利用が目的であり、その

権利を放棄することは決してないと述べた。(共同)

産経新聞 2012.4.8 20:18
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120408/plc12040809260004-n1.htm

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核保有国すべてに「具申すべき事項」も、外交の手段の「鉄則」など一切斟酌せず

「理想的空想平和」を口にしていては、「困った人がやって来た」としか相手国は思

わず、これが「日本のリーダー」なのかと訝しがるのでは・・・。

妄想・空想でも現実世界の縮図を把握してなら、ルーピーと呼ばれずに「平和主義

者」として少しは尊敬や敬意も払って貰えるのに、残念な人ではある。


で、この日本の「トンデモ平和主義者」よりは、より現実的に物事に対処して、脅威に

おいては脅威で対抗して、平和は力で勝ち取るものを実践的脅威の代物で推し進め

た「空想科学小説」の映画化に「空飛ぶ戦闘艦」というものが あった。


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http://www.youtube.com/watch?v=VBa9jRgNOSs&feature=related

「空飛ぶ戦闘艦」 六十一年公開作


空想科学小説であれば、その人物の万能さ加減も容易く作り出せて、それの映像化

となれば、キャラクター的にテイストはそこはかとなく「空想」のそれとしてビンセント・

プライスは適役ではある。

何しろ飛行機のない時代の戦争当事国にすれば、空からの脅威は尋常ではない。

突然そんなものが現れれば、とてもではないが太刀打ち出来るはずもない。

この主人公の目的が「戦争のない世界」を築くには、それ以上の脅威を持って、敵わ

ぬ存在のあることを知らしめる。

と、一見すれば「絶対の王」だけに原題はあっている風なのだが、そこはキャラがな

んとも怪しげで「爆弾を落とすのに躊躇しない」そぶりでは、どこが平和を信望してい

るか疑問も持ち上がる。

この平和主義者に挑むのがチャールズ・ブロンソンの若かりし姿なのだが、その貫禄

も年を重ねてのものだから、なんとも迫力には欠けすぎていて苦笑してしまう。

ただ特撮の「戦闘艦」のデザインとかは、今でも優れたものではあると思う。

というかゲームの「ファイナル・ファンタジィー」に出てくる飛行船がどことなくこのフォ

ルムに似ているのは偶然か・・・。


まぁ「ルーピー」にこれだけの脅威を感じられる武器を持つのであれば、それなりに

相手も耳を傾けようが、単に「平和主義」の国内法の九条教では・・・。

すくなくとも「沈黙の艦隊」並みの意識と武器は、外交上の「脅し」として必須では

ある。流石に道化師とは本人は思っていないだろうが、周囲は口に出さずとも思って

いるだろう・・・。


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                            といったところで、またのお越しを・・・。