「あんこと出来たらいいな、こんなことできたらいいな」子供の願望と同じで、それを
威厳を保つために「マニフェスト」なる横文字にして政権交代で、それこそ盗ったとし
か思えないのが、白日の元に明らかになった。
そしてそれへの「反省」は、子供よりも往生際が悪く、「遺憾の意」で済まそうとしてし
まうのだから、「子供に見せられない大人の行為」となってしまっている。
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野田佳彦首相は27日午後の衆院本会議で、八ツ場ダム(群馬県長野原町)の建設
継続を決めたことについて「マニフェスト(政権公約)と異なる結論に至ったことは真
摯(しんし)に反省し、おわびしたい」と陳謝した。
公明党の井上義久幹事長への答弁。
民主党は2009年の衆院選マニフェストに同ダムの建設中止を明記したが、野田政
権で建設継続を決め、方針転換した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012012700631
野田首相は27日午前、参院本会議での各党代表質問で、消費税率引き上げについ
て「最終判断は、引き上げを実施する半年前に行うことを想定している。(次期衆院選
後の)新しい政権が引き上げの最終判断を行うことになる」と述べた。
政府は2014年4月に8%、15年10月に10%に引き上げる方針を示しており、
14年分の引き上げの最終判断は、衆院議員の任期満了後の13年10月頃になると
の見通しを示したものだ。
*+*+ YOMIURI ONLINE +*+*
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120127-OYT1T00586.htm
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反省の弁を述べても、その決定で二転三転して翻弄される国民への「反省」でなく、
何とか自分達の失政のつけを批判されたくないの一念なのだから、始末に悪い。
そしてそれが影響したか「不退転の決意」とか「命がけ」の政策も腰が引けて、自分達
での「意思決定」では、再び批判を浴びるとばかり「意思決定先送り」ってのだから、正
しく「あれもこれも言ったけど、それ全部願望だけだったんだよ」、そんな能力あるわけ
ないと表明して「恥と思わぬ」のだから、その性根の腐り方は詐欺政党の名に相応しい
ものである・・・。
幻想を振りまき結果的に、国民が見せられたのが幻滅であったという点において、
ハウゼンの特撮の話題の先行と、それへの期待が空回りして幻滅を感じるという
点で似通っていたのが、「SF巨大生物の島」ではないだろうか。
http://www.youtube.com/watch?v=A37AUY7xQC4&feature=related
「SF巨大生物の島」 六十一年未公開作
ハリー・ハウゼンの全盛期の作品だけに、ストップ・アニメーシュンはどの作品にも、見
劣りしないのだけれども、脚本が取ってつけたようなものだから、折角の特撮としょぼい
ドラマで、結果的に「なんじゃ、こりゃ」なものとなってしまっているのは残念である。
南北戦争の折り、窮地に立たされた南軍兵士を救い出そうと熱気球による脱出を試み
て見事そこは脱するのだが、折からの悪天候で熱気球は吹っ飛ばされて難破、からくも
漂流した者達は未知の島へとたどり着く、そしてそこは生物が巨大になった恐ろしい島
であった・・・。
こんな巨大化した「カニ」やら「エビ」やらが登場して、人間対巨大生物のバトルが展開
とか、特撮の場面は結構な見ごたえがあり、その上巨大生物は絶好の食料というのも、
農業の下地のない者たちにとって手っ取り早い食事の出来上がりと、そこらは映画とし
て未知の土地でも「食事抜きの展開」を抜きにしては語れない「霞を食って生き抜く」で
ないだけ真っ当だが、たどり着いた者たちを救うのがネモ船長で、ここが基地であった
とか、どこからともなく海賊船、第一たどり着いた者たちの「うざったさ」も、これが南軍
の兵士と見れば、負けるはずだわという感想も出る統率の取れなさ、むさくるしい男ば
かりではと登場させる女性もまた「ピクニック気分」とかの緊迫感なしの「天然」では、
物語は締まらない。
なんとか海賊達をやっつければ、今度は火山が待ってましたとばかり爆発するとか、
なんどか締まりないまま海賊船で脱出、めでたし、めでたし・・・。
ちなみにネモ船長はメモ程度の紙を書類といって島に戻りそのまま、まして計画では
巨大化した生物を食料として船に積み備蓄する話だったが、絵図ら的にそれらをうっ
ちゃって・・・。時は南北戦争、さて島は脱出できたが、その後はいかほどかと、やっぱ
り「なんじゃ、これ」な展開でした。
「最終判断は、引き上げを実施する半年前に行うことを想定している。(次期衆院選
後の)新しい政権が引き上げの最終判断を行うことになる」
この我が混迷なリーダーの仰せの言葉にも、「なんじゃ、それ」と突っ込みいれられる
のは、とっても似ている・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=oJ3oQMLMBnk&feature=related
「魔獣大陸」 六十八年未公開作
こちらはハマーの作品だが、これも「暑苦しい連中」の混乱記に特撮の海洋ものと
物語は違っても、やはり苦笑が出てくる点で上と似通っている。
危険極まりない物品を積んで「大金を掴む」という恐怖の報酬の海洋版にしたかった
のか、そこに怪物が絡めば、そしてちょいとハマー得意のエロも付け加えれば大ヒット
間違いなしで作ってみました的作品。
エロ担当はその職務を忠実に実行して、設定の「海の七不思議」海域での悪天候から
災難続き、沈没の危険がある船からボート脱出して漂流したはずなのに、偶然にもそ
の危険な物質満載の船に戻ってしまった。だが底には海藻が絡み、脱出出来ない。
海藻も恐ろしくプロペラの周りを取り去ろうとする人間に襲い掛かりとか、どんどん
海洋の怪物がどっと登場となる。
それにつれて大航海時代の海賊達の末裔も登場して、人々が暮らす島に連れて行か
れて、そこの人々との交流で仲良くなって、とかここらは「地球の頂上の島」と似ている
のだが、怪物たちは次々と襲ってくると展開は飽きないのだが、未知の失われた大陸
からの脱出に緊迫感ががなくと、ダレたものとなってしまっている。
前半の「暑苦しい連中」のキャラが後半は全く生かされずだからこそ、締まりない仕上
がりになったものと推察出来るのだが・・・。
まぁ、なにはともあれ、「不退転の覚悟」なら、解散して「信を問い直す」のが、締まりあ
る政権の終わり方ではと、締まらない映画の顛末と同じでは憂慮されること請け合い
なのでは・・・。 と、思うぞ・・・。
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といったところで、またのお越しを・・・。