政権発足時と現在での落差に似ている「ラスト・クルセイダース」 | 流浪の民の囁き

流浪の民の囁き

映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

迷走に継ぐ迷走を続ける「鳩山政権」は、政権発足前から相当な「幻想」を国民に

振りまいてきた。

「政権交代が景気対策」とか「国民の生活が第一」とか、耳に入り込む怪しい言葉

が国民に「幻覚」を見せていて、発足当初の支持率は、「本当かいな」の高率で、

マスコミもこぞって「オールスター内閣」と誉めそやしていた。

が、「張子の虎」で、政権担当能力のない者達の集合体は「馬脚」を現すのも

とっても早く、今では支持率がある方が不思議なくらいで、「哀れみから」電話でも

「色よい返事」をしてしまう国民もいるのではないか・・・。

というべき世論調査を、誉めそやしたマスコミが行っていた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

内閣支持、続落23.7%=56.5%が不支持-時事世論調査

4月16日15時6分配信 時事通信

時事通信社が9~12日に実施した4月の世論調査によると、鳩山内閣の支持率は前月
比7.2ポイント減の23.7%となり、政権運営の「危険水域」とされる2割台に落ち込んだ。
不支持率は同8.0ポイント増の56.5%と初めて過半数を占めた。小沢一郎民主党幹事
長らの「政治とカネ」の問題に加え、米軍普天間飛行場移設問題で鳩山由紀夫首相が
「5月決着」を公言しながら進展していないことなどへの批判が背景にあるとみられる。
調査は、全国の成人男女2000人を対象に個別面接方式で実施。回収率は67.1%だった。
参院選比例代表の投票先では、民主が17.7%(同3.4ポイント減)、自民が16.8%
(同3.7ポイント減)とほぼ拮抗(きっこう)。みんなの党は7.2%(同4.0ポイント増)となり、
5.2%の公明を抜いて「第3党」に躍進した。
鳩山内閣への評価を支持政党別にみると、支持政党なしの無党派層は、「支持」が17.
4%にとどまり、「不支持」は57.6%だった。民主支持層では、支持が64.5%、不支持が
23.8%。一方、連立を組む社民支持層は、不支持53.8%が支持30.8%を上回った。
 不支持の理由(複数回答)は、「期待が持てない」が35.0%(同9.1ポイント増)に急増。
「リーダーシップがない」32.1%(同5.6ポイント増)、「政策が駄目」21.0%(同6.1ポイ
ント増)が続いた。支持する理由は「他に適当な人がいない」8.4%、「政策が良い」4.
8%、「首相の属する党を支持している」4.6%の順。
小沢氏の進退については、「幹事長を辞めるべきだ」が46.2%(同2.3ポイント減)、
「幹事長だけでなく衆院議員も辞めるべきだ」が29.7%(同1.6ポイント減)と、合わせて
75.9%(同3.9ポイント減)が幹事長辞任を求めている。 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
当然な率だが、これで奇特にも「自分の限界」を悟り、さっさ辞職して「信を問い直す」
という国益を考えた国士ぶりを発揮することはないだろうが、せめて第一義に考えて貰
うのは「国益」であるを肝に銘じてもらいたいものである。
で、最近見たDVD映画で、この出だしが練られていて、おおこれはと心も弾んでいた
が話が進むにつれ、日本と同様の「二時間サンペンス劇場」風味に陥り、最後には苦痛
を味わうという現政権並みの落差をもたらすものに、この「ラスト・クルセイダース」があった。


流浪の民の囁き



http://www.youtube.com/watch?v=fwXdHej3B-o

「ラスト・クルセイダース」 〇九年製作


「謎を解け、世界を変えろ。バチカンの財宝に秘められたテンプル騎士団の伝説。

その真相を追い、巨大な敵に戦いを挑む女考古学者テス。灼熱の砂漠から嵐の

海底へ。果てしなく続く冒険の旅。そして明かされる世界の運命を変える謎とは―。」


パケッージの書き出しはいい、もっとも以前見たものの広告の出来が気にって、

借りたものだが、見事なまでに「垂れていく」様は、ロートルのオートレーサーかいな

の風味である。

と、オートレースを知らない人は、垂れていくが理解出来ないか・・・。

で、話は横道にそれて、「垂れる」とは周回を重ねるごとにスピードが遅くなり、

簡単に後続の選手に抜かれてしまうというもの。

日本のギャンブル・スポーツではマイナーなものだが、以前は相当にはまっていて

良くレース場に足を運んだものである。

スピードについていけず「目が回ってしまう」と観客は揶揄する腕の優劣と度胸の

なさが、「垂れる」という一言でレーサーを切って捨てる。

このテレビ用映画も、でだしこそテンポ良く「謎解き」をそれもテンプル騎士団ものと

「ダヴィンチ・コード」路線かいなが、どんどん周回遅れへとテンポが遅くなり、それと

ともに「年には勝てない顔のしわ」ではないが、主人公のとても理知的には見えない

考古学者が、コンビ・プレーの捜査官と共に謎らしくない謎と、中世の再現ドラマを

組み合わせて、それなりの金の掛け方をしている割には、最後の結末が予想出来て

来てしまう「グズグス」感から、「けっ、鳩山だよ、これじゃ」の途中で感想が漏れて眠

気が襲ってくる・・・。

二時間サスペンスも最後は、断崖絶壁のシーンへと移行するが、これもそうなる頃に

は「笑いになった」・・・。

まぁ、こんなものだろう。二時間サスペンスものはあちらでもこんなものか・・・。


流浪の民の囁き


ただ見ていてこの主人公、どっかで見たなぁの印象、台詞回しもそれなりにだし

で調べて見れば、ミラ・ソルビィーノという、今までも相当程度見ていた人・・・。

そうだったんだ・・・、あの似てない「マリリン・モンロー」とか・・・。

ただ「色っぽいねぇちゃん」ではあるし、演技も上手い。

好き嫌いはあるが、相手役やらサブでの脇固めには、それなりの存在感が

ある。



流浪の民の囁き


一応、あの「イルカ盗撮映画」に賞を与えて権威も失墜してしまったアカデミー賞

の助演女優賞も取っている。

ネットで拾った画像も、色っぽいものだけを貼り付けて、若さと老いの残酷さを・・・。

日本人に比べて劣化が激しいのは食生活の違いか・・・。


流浪の民の囁き


もっともこの「ラスト・クルセイダース」の出演が四十三歳だから、色気は

それほど要らないのは二時間サスペンスの対象者が、男性よりは女性と

似ているから、それなりの演技が出来れば需要はあるのだろう。



流浪の民の囁き

と、映画の出来から辛口に書き連ねたが、魅力的な年の取り方をしていて

熟女がはやりだしたことだし、頑張って不倫ものやら、もう一花咲かせて貰い

たいもの・・・、って、「お前が言うな」な陰口叩かれそう・・・。


まぁ、映画の垂れ具合が、今の政権の「迷走」ぶりと非常にダブるから、

見方も相当に厳格になってしまう。

映画自体は、それらを勘案すれば「いい時間」を浪費したで終わるもの。

それと現政権の「垂れぶり」は、勝ち車投票券を自ら購入したのでない

強制的に取られる「税金」であるから、浪費してでは「とっととコケろ」

いやそれでは紙くずだし、スタート出来ずに「払い戻し」しろ・・・。

と、時間を戻して貰いたいものである。



ラスト・クルセイダーズ [DVD]/ミラ・ソルヴィーノ
¥5,040
Amazon.co.jp

                       といったところで、またのお越しを・・・。