地球温暖化騒ぎは、各国が上げる削減目標値とかで華やかなエコ・ビジネス展開が
捏造報道もあり停滞気味だが、それでは困る勢力が盛んに世論喚起余念がない。
巷では「便所の落書き」と揶揄される夕刊紙も、瀕死の民主党政権から離れて、エコ・
ビジネスらしきものの記事をしたためていた。
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★もうガソリン車は生き残れない 電気自動車の「価格破壊」が始まった
自動車業界に一石が投じられた。電気自動車でしのぎを削る日産自動車と三菱自動車
が、大幅な値下げに踏み切った。
日産が、376万円の電気自動車「リーフ」の補助金継続を前提とし299万円に値
下げすると決めると、すかさず三菱自動車が対抗。「アイ・ミーブ」を60万円も値引
いて284万円にすると発表した。電気自動車はこれまで高価なリチウムイオン電池が
価格のネックになっていたが、どうしてここまで下げるのか。
(中略)
実際、米GMは電気自動車で再生を図っているし、スズキと提携するフォルクスワー
ゲンは電気自動車で「世界トップを目指す」と宣言している。ボルボを買収した中国も
電気自動車を軸とした戦略を描いている。著名な投資家であり、世界の大富豪のW・バ
フェット氏が中国の新興自動車メーカー・BYDに巨費を投じたほどだ。
自動車ジャーナリストの小宮和行氏がこう予測する。
「電気自動車が数年のうちに、世界の環境車を大きくリードするのは間違いありませ
ん。当然、自動車価格を左右することになります」
では、いくらまで下がるのか。
「電気自動車は、世界各国でヨーイドンでスタートした。日本でも都内の町工場の社長
たちが電気自動車を喜々としてつくっています。自動車業界は群雄割拠の時代に入って
いるだけに、激しい価格競争にさらされる。さらに、部品点数がガソリン車に比べて3
分の2程度で済むという電気自動車の特徴も、値下げの余地を残しています。5年後に
は、一般の乗用車クラスで100万円を切ることになっても何ら不思議ではありませ
ん」(前出の小宮和行氏)
世界は環境時代に突入している。電気自動車が米国や中国の巨大市場を席巻すれば、
「価格破壊」はもちろんガソリン車へも及ぶことになる。
(日刊ゲンダイ2010年4月1日掲載)
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/04gendainet02045212/
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ガソリン車云々もないが、普通車だけが車であるわけでなく、物資輸送の大部分を
今では担っている大型車両に、このエコ・ビジネスは響いてこない。
あっても排気ガス程度で、それで温暖化原因を二酸化炭素原因説からすれば、
アメリカでコンボイと呼ばれるトラック群は、とても肩身の狭い思いを・・・。
時代が違えば、反体制の吹き荒れた時代、七十年代ではトラック協会の強力な
運動で、さまざまころで大型トラックがスクリーンを飾った。
それらの象徴が力強いフォルムに強靭な精神性を見せつけ、そして体制におもねない
人間の意志によって運転されている・・・。
と、理不尽なものを蹴破るのに、あるいは見ている人のストレス解消に大型トラックの
雄姿は勇壮に映った。
そのまま題名になった「コンボイ」というものもあったが、それより以前より任侠映画的
第二選てきものでは、この「暴走トラック76」も当時のあやかり組かも・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=_Y7rpRFQq0Q
「暴走トラック76」 七十六年公開作
どうもこのラストシーンが、その悪玉の象徴とされるロゴ看板ぶっ壊しというのに
はてなマークがいろいろとついて、まるで癇癪を起こしたけど、相手が悪くて代用
品で憂さを晴らす的、小物感が折角のトラックがと、少々がっかりしてしまう。
もっとも自分は善良で、いっつもいっつも騙される、そしていよいよ嫌がらせに
頭に血が上れば、憤懣を爆発させて・・・。
見ている方にすれば「勧善懲悪」の見やすいものだが、反体制につぶてを投げる
わけでもなく、やはりB級テイストそのもの・・・。
無軌道的人生の送り方という七十年代の雰囲気は好きだが・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=a59v29Otl18&feature=related
大型トラック同士のカーチェイス
こういったアクションは、背後の音楽同様、楽しめる映像だが・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=jiY3kCShPpQ&feature=related
「ホワイトライン・フィーバー」 ふらいんぐ・ばりっと・ぶらざーす
http://www.youtube.com/watch?v=1d0pRFu4G-k&feature=related
「ロンサム・laカーボーイ」 ニューライダース・パープルサージ
カントリー色の強いバンドにとっては、大型トラックは、その昔の
カーボーイに通じるから、映像には良く使われ、また良く合っている。
ガソリンをまいて走る大排気量の勇壮さは、スクリーンでは迫力のものだが
実際に牽引がない場合は、ちょっと間抜けな印象があって、湾岸にトレーラーを
届けたのちのものを見ていると、不思議な走り方に見えてしまう。
にしてもガソリンを撒き散らして走っている印象のアメ車の映画も、今の時代では
エコ観点から映画の主役も、カルト・マイノリティーへと追いやられてしまい、堂々
としたその走る姿が主役となることはなくなりそうだ。
と、短く書きとめ、またのお越しを・・・。