印パ紛争、領土紛争の激烈さ「レッドマウンテン」 | 流浪の民の囁き

流浪の民の囁き

映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

小さな半島を二分して「民族紛争」が、再び勃発しそうな南北朝鮮に日本のマスコミは

とっても熱心に報道してくれるが、実際は二つの「ハッタリ国家」などより、政界の総人

口第一と第二位の国の「衝突」の方が、将来的に大問題になって来るのは火を見るよ

り明らかであろう。

そしてそれらの報道を拾っていると、盛んな仕掛けをしているのが、領土拡張に野望を

持つ「中共中国」でありそう・・・。

そんな時、「我等がリーダー」の政治的バックボーンのなさが露呈して、日本の安全保

障は結局「アメリカ頼り」なのに不安を覚える・・・。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2010年4月29日、インド政府が華為技術、中興通信など中国メーカーが製造した通信

設備の輸入禁止を決めた。
中興通信の担当者は「その情報は聞いたばかり。各方面に問い合わせ中だ」と述べた。

中国各メディアが伝えた。
インド紙・ビジネスラインによると、インド電気通信局が28日、中国製設備を購入していた

国内通信各社に通知した。
インド内務省などは、中国製設備にスパイ装置が含まれ、同国通信ネットワークに侵入

する恐れを懸念している。
同局はこれまでにも、中国製設備を購入しないよう非公式に通信各社に対し呼び掛け

ていた。アナリストは「禁輸による最大の受益者は欧米の通信設備会社だ。インドの新

興の通信キャリアは中国製の安い設備の購入をかねて希望していた」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100504-00000001-rcdc-cn


PTI通信などによると、インド東部の西ベンガル州で28日未明、線路で爆弾が爆発して
急行列車が脱線し、貨物列車と衝突した。鉄道当局者によると、少なくとも20人が死亡、
約150人が負傷した。死傷者はさらに増える可能性がある。旅行客の利用も多い列車の
ため、在コルカタ日本総領事館は日本人乗客の有無の確認を急いでいる。
鉄道当局によると、現場は同州の州都コルカタ西方約135キロで、オリッサ州との境界に
近い。一帯は極左武装組織インド共産党毛沢東主義派の活動が活発な地域で、鉄道当

局は毛派武装グループによる犯行との見方を強めている。
急行列車は24両編成で、10両の寝台客車を含む13両が脱線した。同州コルカタから
西部ムンバイに向かっていた。
毛派は、貧困層や低カースト層の解放などを掲げ、インド東部から南部にかけての貧困
地帯で治安機関を狙った攻撃などを繰り返している。
今年4月には中部チャッティスガル州で警官隊が襲われ約70人が死亡、今月17日には
同州で警官らが乗ったバスが爆破され、少なくとも40人が死亡した。

共同通信(28日13:00)
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052801000202.html


南西諸島に自衛隊配備=北沢防衛相が検討表明、対中国で
インド訪問中の北沢俊美防衛相は30日午後(日本時間同日夜)、日本周辺海域での

中国海軍の活動活発化を受け、南西諸島への自衛隊部隊の配備を検討する考えを

表明した。2011年度予算概算要求に調査費を計上する方針。
中国海軍は4月に入り、潜水艦2隻を含む10隻の艦艇が沖縄本島と宮古島の間の

公海上を通過し、太平洋上で大規模訓練を実施。
さらに、一連の行動を追尾・監視していた海上自衛隊の護衛艦に対し、艦載ヘリコプ

ターが異常接近したため、日本側は「非常に危険な行為だ」と抗議していた。 
防衛相は「今回のように、ただ追尾だけで本当にいいのか」と指摘。
「鹿児島から沖縄本島、さらに与那国島までの間に、なにがしかの配備を考えなきゃ

いけないという空気は、非常に強くなってきている」と強調した。具体的な配備先につ

いては、自公政権当時に陸上自衛隊の配備が検討された与那国島を含めて調整す

る考えを示した。
ただ、中国側は日本側の抗議に不快感を示しており、今回の調査費計上についても

反発が予想される。(2010/04/30-23:34)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010043001142

過去の発言
北沢防衛相「中国を日本の脅威と考えたことはない」「中国の軍事パレードの凄さ、

心から賛嘆した。進歩を感じた」
人民網日本語版2009年11月30日
http://j.people.com.cn/94474/6827637.html
北沢防衛相「いたずらに隣国を刺激するな」 防衛相、中国軍牽制の"与那国島へ

の陸自配備"撤回
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090924AT3S2402J24092009.html (削除)



全国知事会で石原知事激怒「こんな総理かなわん!」
2010.5.27 21:38

「こんな総理、かなわんわ…」。27日に東京都千代田区の都道府県会館で開催され

た全国知事会議に出席した石原慎太郎知事は、鳩山由紀夫首相の安全保障に関す

る認識にいらだちを隠さなかった。
会議は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、政府が沖縄

の負担軽減策の柱とした訓練の全国分散移転をめぐって開かれたが、鳩山首相は予

想に違わずほぼ四面楚歌(そか)だった。
石原知事をいらだたせたのは、意見交換の席上での鳩山首相の発言だった。
石原知事は尖閣諸島防衛での米国の消極性を例示。その上で「日本の領土を守らな

いなら、何のため沖縄に膨大な基地を構えるのか。抑止力を現政府がアメリカに問い

たださない限り、訓練分散を論じる足場がない」と糾弾した。
また、「総理は外国人参政権の問題で、『日本列島は日本人のためだけのものではな

い』と述べたが衝撃だ」とも。
これに対し、鳩山首相は「日中の間で衝突があったとき、アメリカは安保条約の立場で

行動する。しかし(尖閣諸島の)帰属問題は日中当事者同士で議論して結論を出す、

と私は理解をしている」と回答した。
この言葉に、会議途中で退席した石原知事は怒り心頭の様子を隠さなかった。

報道陣に、「日中間で尖閣諸島の帰属を協議しようって、こんなバカをいう総理大臣い

るのか? 正式に(米国から)返還されたんだ。ばかな会合だよ。
ナンセンス!」。
意見交換ではこのほか、一部訓練の移転先候補の徳之島を抱える鹿児島県の伊藤

祐一郎知事が「政府は全く分からない。今の状況は極めて厳しいと端的に伝えたい」

と述べるなど、厳しい意見が相次いだ。
鳩山首相は報道陣の問いかけに一瞥(いちべつ)したのみで無言のまま会場を足早

に後にした。
石原知事、鳩山首相が去った後、会議は訓練分散への最終見解をめぐり紛糾。結局、

政府から具体案が提示された際は「協力していく」という当初案を、「真(しん)摯(し)に

対応していく」と弱めた表明に止めることでまとまった。

http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100527/tky1005272144009-n1.htm

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

日本のこの程度の知識で国防の「最高司令官」をしていると知れば、こん政党に

任せていては、ちっこい「反日国家」にものっとられるのは容易いと思える。

そんな危機意識のなさに、「赤松口蹄疫事件」も入るだろう。

そんな「情けなさ」が蔓延る日本も、領土問題はそれなりの関心事のはずである。

何しろ、実際は実効支配されている領土もあるのである。

で、この領土問題で百年戦争といえる諍いが続くのが、インドとパキスタンの「カシミ

ール」地方のものである。

この長年の「領土問題」で、近年パキスタンの突如の侵攻にすぐさま反攻したインド

の戦闘を描いていたのが、この映画「レッドマウンテン」である。



流浪の民の囁き


複雑な地形に、インド・パキスタン、そして中国と接する地区がカシミールで
地続きの領土では、境界に対する意識は日本と格段に違って、猛烈な自国

意識は、簡単に紛争になり、そして宗教的対立がより激しい憎しみとなって、

壮絶な戦いとなる。

題名の「レッドマウンテン」も、地名でなく山が血で染まるところから、題名

になっている。


流浪の民の囁き


http://www.youtube.com/watch?v=7lRYRyMiB0s

「レッドマウンテン」 〇三年製作


これまでのインド映画といえば、「踊るマハラジャ」とかのミュージカル的

踊って歌い、そしてその間の劇があるような、なんともテンポがゆったりし

たおよそ「アクション」のみの、それも戦闘シーンだけの映画というものは

見たことがなかった。

だけにそのスピードの迫力には、今までのイメージは完全に改められ、

「戦争もの」につき物の「士気の高さ」とか「愛国心」とかが、その映像の

端々に込められて、いささか同じ戦争ものでも「自国の民」に見せるもの

は、やはり描き方も、兵士の勇敢さとそしてお決まりの家族との「絆」の確か

さと「家族の存在」を印象付けて、この戦いの正当性を訴える手法・・・。



流浪の民の囁き


で、映画自体の出来は、戦争映画としては、それなりのシーンの出来

もなかなかなのだが、あちらこちらの戦闘となって、強烈な印象は散漫と

なって、戦闘シーンの良さが失われてしまっているように思う。

流浪の民の囁き


ただ、この映画の趣旨が「印パ紛争」の正当性にあるととなれば、

領土を死守する「我が国の軍隊」というものだから、敵側の印象が

全くなくても、自国の観客には分かるのだろうが、当事者でない

こちらとしては、一体どこと戦って、さてどこを守ろうとしてるも、

今一はっきりしないままだった。

流浪の民の囁き

ただ「回想シーン」には、この画像のような女性が出てくると、

ああ「インド」だと、変な納得が生まれる。

この女性の印象が、即インドと思えるのは、これまで見た映画から

インド女性の特色が強烈だからか・・・。

映画のほとんどが戦闘シーンであり、そこはそれで見ていて飽きないが

やはり「あまりにも敵の姿」がはっきり見えないと、印パか印中の新たな

軋轢が勃発したかと、設定を変えてもおかしくないものと見えてしまう。

もっともパキスタンの裏には中国があり、あまり印パとしても中国との

戦いとしてもおかしくはない。

そして今後は、はっきり「拡張主義」の中国との軋轢は「水問題」で、新た

な局面を迎えるものだろう・・・。


と、このエントリーを書いている時に、「村社会の自意識過剰ヘタレ総理」

の「言い訳」を聞きながらだから、さて日本が「領土紛争」にでも、「友愛」

が通用するという、「宇宙の彼方」のお話で侵略には「降伏」で対抗とか

言いそうで、怖いものである・・・。赤松口蹄疫でもこれでも責任は・・・。

ため息ばかりの政権は、早く消えてくれないかなぁ・・・。

そうそう「インドでの列車テロ」での報道では、中国共産党毛沢東派が

犯行声明だったのだが、日本放送協会の報道は、極左翼集団ととうとう

名前を出すことはなかったのには、どこに気兼ねしてるんだと、政権と共に

「駄目だこりゃ」と、あきれ返った。



レッド・マウンテン [DVD]/サンジャイ・ダッタ,アジャイ・デブガン,サイフ・アリ・カーン
¥5,040
Amazon.co.jp
                      といったところで、またのお越しを・・・。