トルコでの武装集団による惨殺に報道を何気なく見ていて、「両家の対立」という
点に「家同士の確執」となれば、あの悲恋の物語が頭に浮かんだ。
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結婚披露宴で44人殺害=両家の対立が原因-トルコ
5月5日7時16分配信 時事通信
【エルサレム5日時事】トルコ南東部マルディン県の村ビルゲで4日、約200人が
出席していた結婚披露宴に武装集団が乱入し、新郎新婦や両家の親族ら少なく
とも44人が銃撃を受けて死亡した。事件は両家間のもめ事が原因とみられ、治安
当局は犯行に関与した疑いで、犠牲者の身内ら8人を逮捕した。
目撃情報によると、会場では覆面をした男数人が自動小銃を出席者に乱射。
目撃情報によると、会場では覆面をした男数人が自動小銃を出席者に乱射。
女性や子どもを1つの部屋に集め、無数の銃弾を浴びせたという。
両家は土地の所有権や金銭の貸し借りなどをめぐって対立関係にあったとされる。
両家は土地の所有権や金銭の貸し借りなどをめぐって対立関係にあったとされる。
伝統的な慣習が根強いトルコの山間部では、家同士の確執が事件を招くケース
もしばしばあるが、これほどの大量殺人に発展するのは異例だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090505-00000022-jij-int
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090505-00000022-jij-int
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結婚式当日、祝福されるべきその場が「血の惨劇」現場に変わり果て・・・。
その原因が「両家の確執」となれば、シェークスピアの悲劇を思い出すが、二十一世紀
でもそれがあり、十五世紀では考えられない武器の数々で大惨事なってしまう。
にしても、古典的悲恋物語にすれば「悲劇の名作映画」も、現代は大惨劇でホラーにでも
なりそうな報道である。
「ロミオとジュリエット」 六十八年公開作
両家の確執が若い二人を「悲劇へと誘い込み」、早とちりした男と
その後を追う女と、古典的純愛は悲劇で幕を閉じる・・・。
だがその悲劇から、両家への和解が促され、愚かな諍いに終止が
打たれる・・・、尊い犠牲の上に平和がもたらされた・・・。
と、この上なく「悲恋を清く美しい映像」にしたためたから、これを演じた
二人も大人気になっていった・・・。
この「ロミオとジュリエット」は幾度となく映画化されたが、配役や
音楽、監督共々、この六十八年版を越えるものはない。
特に設定年齢に近く、瑞々しいオリビア・ハッセーは悲劇的後追い
に対して、強烈な印象として残る・・・。
今現在では、こういった恋愛ものも「古臭く」、六十八年という年代
も変わり行く現代に、忘れてならない何かを提示していた・・・。
それが完全に忘れ去られている現代では、ノスタルジィーの中に
閉じ込めて、そこへの帰依としてなら、現代にも甦る変わることのない
男女の「信頼感」になってきよう・・・。
「ブラザーサン・シスタームーン」 七十二年公開作
上の「ロミオとジュリエット」を監督した、フランコ・ゼィフィッリは次に
聖フランチェスコの半生をこれも瑞々しい映像で描いていた。
こちらは少しばかり宗教臭く、どうもそこに付いていけないが映像の
美しさは特筆もので、田舎の風景があまりにも美しく、そこに戯れる
若者達が活写されると、静かな少々退屈な映画でも、印象に残る。
もっとも違った見方もでき、このジュディ・バウカーがより映画に印象的
色合いとなると、やはり宗教的なものに、ロミオとジュリエットのオリビア・
ハッセーともども、幼き成熟前の女性の瑞々しい美しさにポイントが置か
れた青春映画と取れる・・・。
ここでも「ドノバン」の優しい旋律が映像を引き立てていた。
この他にも「ブルック・シールズ」を起用して「エンドレス・ラブ」をと、若く
瑞々しい少女から大人への階段途中の女性起用に秀でているとなると、
イタリア男を考えれば、あるいは・・・、ロリータうむうむ・・・、かも・・・。
- エンドレス・ラブ (初回限定生産)
- ¥1,350 といったところで、またのお越しを・・・。