パニックでも、絶滅した動物を復活させてなら、ジュラシックパークとか、見るに耐える
ものもあるが、宣伝広告に偽りアリの「巨大化」された絶滅動物を喧伝し・・・。
「私は騙された・・・」と、半笑いで見終えたのが、この「サーベタイガーパーク」である。
このパッケージ画像を見てしまえば、これも絶滅動物を遺伝子操作で無理やり
巨大化させて、しかし管理が行き届かず人込みに逃走してしまい、そこで時ならぬ
パニックで大騒ぎ・・・、が、頭に浮かぶはずだが・・・、勿論パケッジー裏の能書きは
読まずじまいで、このねこちゃんの凶暴な牙に魅了されて・・・。
ただ原題がアタック・オブ・うんたらに少しばかり不安になる・・・、この題名だとあの
迷作、「アタック・オブ・キラートマト」があった・・・。
と同じような臭いも感じながら・・・、そして「私は騙された」と相成った作品です。
http://jp.youtube.com/watch?v=iZkblH8Q22I
「サーベルタイガーパーク」 〇四年製作
この南海の孤島に作られたテーマパークの造作を見ただけで、こりゃ駄目だ。
そしてラストシーンは、わざわざこれを前段で見せるはずだと納得する。
ただ配給はアルバトロスでなく、ソニーだからある程度は金の掛けた映画なのでは
の淡い期待は、出だしから躓いてしまう。
まず絶海の孤島に出資を募るべく金持ちを招待だが、桟橋もなく小舟に乗り移りで
なくては来れない場所・・・、では五百室あるホテルは現地人が手作業で作ったのか
あるいはヘリコプターで運んできて、いやいやこのテーマパークの金色の像は、どう
やって持ち上げた?。と、一分もしないで「これはキラートマトと同じ臭いが・・・」と、
簡単に真剣な目が、とろんとした「どうでもいい鑑賞」に早代わりした。
まぁ、正月休の暇つぶしだから、文句はないしそして家族が誰もいないとなれば、面
白いテレビ・・・、などというものはこのところ存在していないしで、映画鑑賞が極端に
増えるし、そしてどうしてもB級から最低位までへの願望が湧き起こる。
それにしてもレンタル屋さんや中古販売屋さんでも、スペクタクル史劇が少なくて、ポ
ンペイ火山の昔のやつとか、題名が思い出せない史劇とか、どこにもないし・・・。
って、横道にそれてしまって・・・。
で、この映画、脚本があっるのかないのか、はたまた無理矢理、こじつけたのか動物
園とリゾートと、といってリゾートというにはお粗末で、歌う現地人はだらだら・・・。
その上、危険な動物を囲うにはお粗末なフェンスと警備員、そこにお馬鹿な大学生も闖
入ときては、物語自体がぐたぐたで、そして極めつけが画像とは桁違いの「牙をつけたネ
コ」のぬいぐるみ・・・。
このリゾートパークの悪徳オーナーが、これも桁違いのお粗末事故によって死んでしまっ
て映画がエンドなのだが、続編でも作りたかったのか一応、お約束のまだ生き残っている
怪物はいるぞってな音声で仕舞いって、馬鹿にスンナが正直な鑑賞の感想・・・。
さすがアタック・オブおんたらの、原題に恥じないお粗末さが漂って・・・。
にしてもサーベルタイガーをダシにして、首が飛ぶ腕が飛ぶ場面は、ぬいぐるみを見なけり
ゃ、それなりに「ネコフック」も威力はあるんだろうぁと、感心する・・・。何しろ一発首が飛ぶ
腕がなくなるだもの、相当のパンチ力だ。
まだまだ、ありあまるトンデモさ加減だけど、やはり「私は騙された」ってので結論を急いだ
方が疲れも少なくて済む・・・。
- サーベルタイガー・パーク 百万年ぶりの餌食 (期間限定)
- ¥1,332 といったところで、またのお越しを・・・。