クモの巨大化に続けとばかりに、今度はそれより恐ろしい「ヘビ」、とかく神あるいは
邪神とあがめられる対象物としての蛇もあれど、それを超ど級の巨大化へ挑み、
そのおどろおどろしい様を、これでもかと見せ付けパニックに陥る・・・。
とは限らず、なんとも愛らしく股裂きするシュチエーションには笑いが・・・。
そして物凄い大食漢として、また交尾が終わればすぐに卵をたんと産む。
そんな巨大化してしまった蛇たちの物語・・・。
正月休みの一日で見た三本・・・、頭の中が蛇で占拠された。
http://jp.youtube.com/watch?v=x4qnkMjKyuo&feature=related
「キングスネーク 殺人大蛇」 〇五年製作
アマゾンマンと呼ばれる三百歳生きたとされる化石から、長寿の秘薬として
研究者が色めきたち、調査として・・・。
と、出だしから「どっかの冒険物」で、偏見充分の隊員もいて、そこに現地の
先住民が加わり、ヘビ族とかの守り神がこの「キングスネーク」と、冒険プラス
パニックとして製作意図も分かるのだが、造形にいたってご都合主義が蔓延したか
「ヤマタノオロチ」にしてしまい、どうやって動くのだの疑問も何のその、咥えられた
人間の股裂きには、往年のミニチュア・モンスターと嬉しくなる・・・。
で、ここでも秘密は秘密だからと、犠牲を厭わず果敢に冒険をしても、環境問題を
真剣に考えたか、それともエゴイステックな行為を反省したか、「そっとしておきまし
ょう」と、「どうせ死んだのは欲に目がくらんだ連中だし」の批判も込めて、めでたし
めでたし・・・、と、遠くブラジルにも「ヤマタノオロチ」は出張出演するんだが分かった
貴重な、そして多頭なのに動きが機敏とは、どういう構造なのだのいらぬ疑問が浮か
ぶ、暇の時の「時間つぶし」には、もってこいの作品。
http://jp.youtube.com/watch?v=PjT_6AuMZh4
「メガスネーク」 〇六年製作
こちらはキングからメガまで進化したヘビ・・・。
というか、スクワームかと思う小ささから画像の大きさに変化するのに
そら恐ろしい進化するスピードに度肝を抜かれる。
先住民、ネイティブ・アメリカンが退治したはずのものが、そっと生き続け
誤って瓶を落としてから、「そこらで生きていくだろう」のペット無視する
「メガスネークに頭から食べられる「お兄様」のシーン」
カルト教会の犠牲になった父、そして母も逃がしたペットの犠牲になっても、
「どこ行った?」程度で、全く心配しない兄弟と、どこかアメリカの田舎では
テンポがずれていて、そのうちにヘビはどんどん巨大な物へと変貌していき
一日たってから納屋を見れば、「母ちゃん、どこいったんねん」と棒読みのセ
リフを吐く、とってものんびりした弟・・・。
そしてこの巨大化したヘビの退治法を知っているはずのペットショップのおっ
さんは、主役級でないので敢無く犠牲者入りされて、軟弱だった主人公は腹
を突き破り、恋人共に生還する・・・。
突っ込みどころ満載、パニックはお笑いであるを証明してくれる。
勿論、暇な時の「時間つぶし」に、もってこいなこれも作品である。
グラフックスも苦心したのだろうが、「飛んでます、飛んでます」をチェック
しなけりゃ、「巨体で空も飛べるモンスター」は、コミック並の進化・・・。
これは笑いの対象として、へたなお笑い番組より、なんぼかましだから
キャプチャーを繰り返すと、より笑えること請け合い・・・。
http://jp.youtube.com/watch?v=0-vUpVy7h7w&feature=related
「ボア対パイソン」 〇四年製作
上の二本に比べて、それなりの金が掛かっていそうな作りの映画
だが、そこは一流会社と呼ばれるソニーが配給と、真剣そうな題名
も・・・、と、ボアって女の子だと思っていたが・・・。
そんな名前のいたと思うが・・・、こっから名前を取ったとすれば、そ
りゃ恐ろしい三十メートルで、瞬く間に卵はじゃんじゃん産んで、誰も
乗っていない地下鉄、そう運転手もいない自動運転の電車に跳ね飛
ばされる・・・。
ヘビハンターがとか、捜査官の犠牲は放置とか・・・。
これも金の掛かったグラフィックの割りに、突っ込みどころは多々あっ
て、暇の時の「時間つぶし」には・・・。
ただ上の二本に比べると展開も速く、時間つぶしには劣る作品となる。
これらを映画館では辛いものがあるが、寝っ転がりながら「キャラメル・
コーン」をむしゃむしゃして見るには、いい時間つぶしが出来る。
- メガスネーク
- ¥4,536 お笑いを期待するには、この作品だろう。
といったところで、またのお越しを・・・。