一つの映画が人気になると、それの二番煎じは必ず登場し、それなりに人気を
集めて、時ならぬブームで乱立して、いつしか消えていく・・・。
諜報部員大活躍のスパイ映画とくれば、〇〇七ジェームス・ボンドから始まって、
ナポレオン・ソロ、あの「殺しのライセンス」とかも、当時は邦題に「殺しの何々」が
溢れていた・・・、そんな中、スーパーマンでないドジな諜報部員とお笑いに特化し
て、パロッて見せるテレビ番組から飛び出しのが「それいけスマート」である。
http://jp.youtube.com/watch?v=oQfurGjH1cs&NR=1
「それいけスマート」 六十五年テレビ放映
http://jp.youtube.com/watch?v=uRoGSTZqMzA
「それいけスマート、〇〇八十六笑いの番号」 八十一年公開作
主演のドン・アダムスのおとぼけぶりが毎回笑いを誘い、毎週楽しみにしていた
三十分で、日本では当時は白黒放送だったもの。
そしてショーン・コネリーがボンド役を降りる頃に、このスマートも終了した。
それがボンドに二代目が登場すると、いきなりそれを当て込んだかのように映画で
スマートが復活した。
で、他の番号は殺しだが、スマートはお笑い番号と、あくまでもコメディを貫き・・・。
ってコメディ以外では、もろちっちぃ設定で、あらも目立つがお笑いだと少し予算を
掛けてやれば、おお金がかかっている・・・。
前提がテレビものからだから、えらく豪華に感じた。
何しろ「ヌード爆弾」だ、繊維を消し去るという爆弾、生身は傷つけずとなれば、すわ
女のヌード満載の・・・、で、笑いながら騙された「男のヌードかよ」と・・・。
で、この映画をまたまたリメイクしてと
というか、リメイク公開だからこそ思い出したものだ。
ただリメイクはそれなりにアクションも派手で金がかかり、お笑いのセンスも
忠実に従っていていいのだが、やはりスマートはアダムスだなぁと、強烈な
印象からは抜け出せないものだ。
これは「男はつらいよ」「ミスター・ビーン」の他の俳優でリメイクが想像出来な
いのと似ていて、やはり人間は経験の動物なのを分からせる。
記憶なりに入り込んだ笑いでも、やはり違った人がというだけで違和感を感じる
と面白い場面でも、笑えないとなってしまう・・・。
そんなだからリメイクばやりだが、ここはそっとしてやるか、商売的には以前の
ものの販売で我慢した方が・・・。
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- Amazon.co.jp といったところで、またのお越しを・・・。