趣味・嗜好が反目を打ち消す? | 流浪の民の囁き

流浪の民の囁き

映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

映画の話題からチョット離れて、興味深い記事が出ているのを見て、

中国の一部の若者に、日本が受け入れられているのを感じると共に、

思想・自由のない国に変化を起こしていく原動力を期待してしまう。

で、その記事は下記のサンケイ・スポーツのものである。

http://www.sanspo.com/sokuho/070807/sokuho045.html

これによると中国、北京に於いて秋葉原で人気のアニメから派生する

フィギャアや他の商品を輸入して販売している店が地区を形成して、

大人気を博しているらしい。勿論輸入だから価格は日本並か、少し高

くなっている。だけに購買層は、富裕層となるが、ネットの発達は拡がる

のに時間をかけない。

もっとも人気になる商品となると、パクリが得意な国だしすぐに模造品が

出回ることになろう。



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それでもアニメにしろコミックにしろ、日本文化がそこには息づいている。

それへの憧れが、考え方を変える原動力になっていく。

昔の日本の若者も、「西洋かぶれ」と揶揄されながら、アメリカ文化に憧れ

それを取り入れていった。今では看板を初め横文字が溢れる国になった。

今ではアニメはアメリカへ逆に輸出している。

反日教育をされていようと、成長と共に情報量は多くなり自分で判断する

時、嗜好と趣味は大きく拘わってくる。

と、記事を読むとほんの少し微笑みも出る。

何しろ先のサッカーでは、応援の日本人に向けて紙コップを投げて、非難

した中国人がいたし、ニ年前ではもっと激しいデモもあった。

それは眉をひそめる行為だが、静かに嗜好・趣味で浸透させるやり方は、

それこそ共通の意識を共有させる。それも一つの外交であろう・・・。

オタクがひらく御宅の民間外交ってところか・・・。


                      ではこの辺で、またのお越しを・・・。