【映画評】DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。「アメリカに憧れるのはやめましょう」という言い方に倣えば、「中国に負け犬の遠吠えをするのはやめましょう」と日本の自称愛国保守派に言いたいです。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン』です。

 

隕石とともに飛来した宇宙怪獣バグジュエルを倒すため、MATのハヤカワ隊員はウルトラマンに変身する。1983年公開作品。総監督は庵野秀明で、出演は武田康廣、林収一、業天隆士、澤村武伺、西由紀、西垣寿彦、田村紀雄。

 

アマチュア映画撮影集団「DAICON FILM」が製作した短編特撮映画です。公開当時、円谷プロが激怒したそうです。無断リメイクですから、そうなるのは当然です。

 

メカニック造形やミニチュアセットなど特撮部分はアマチュアの域を超えています。細部の演出までオリジナルの再現度が高いです。

 

しかしウルトラマンのビジュアルについては、作り手のオリジナリティーが凄まじく発揮されています。この点も円谷プロを激怒させたのでしょう。

 

それでも庵野秀明の自己流ウルトラマンを作りたいという情熱は、本作を円谷プロに認めさせ、シン・ウルトラマン』で結実することになったのです。

 

★★☆☆☆(2025年3月29日(土)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

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