どうも。金融庁が高齢者向けNISA創設を検討しているのは、老後の生活保障である公的年金制度の失敗を糊塗し、高齢者がコツコツ貯めてきた財産を金融市場に突っ込ませるというクソな企みです。
それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『つどうものたち』です。
職場のストレスで心を病んだ瀬戸が、故郷に帰ってきた。瀬戸の帰郷を祝して、高校時代の男女6人がつどう。懐かしいたまり場。いつもの宴。いろんな思惑。そして、禍々しき想いの果てに現れるモノ─(スタジオアギラ公式サイトより引用)。2019年公開作品。監督は松田彰で、出演は高井与、Rika、竹内佳菜子、河野星都、忠津勇樹、伊藤美緒。
上映時間30分の短編映画です。キャストもスタッフも有名な方ではありません。
会話劇中心の青春ドラマだと思って観続けていると、終盤で突然ジャンル変更します。おそらく再度観れば、伏線はあったと気付くのでしょう。
このジャンル変更という一つのアイデアで勝負するので、上映時間30分の短さは丁度良く、潔さすら覚えます。一つのアイデアしかないにもかかわらず、上映時間2時間にすれば、グダグダで間延びした作品になるでしょう。それに比べれば、本作は話に集中できる無駄のない作品です。
無駄に上映時間が長い昨今の日本映画へのアンチテーゼとしても、本作を高く評価するのです。
★★★☆☆(2025年3月21日(金)インターネット配信動画で鑑賞)

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