【映画評】朗かに歩め | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。商品券問題で石破茂おろしを企んだ旧安倍派(清和会)が、安倍晋三を含む歴代総理も商品券を配っていたことを暴露され、自民党全体が批判されるというやらかしをしました。「ブーメラン」は自民党が散々馬鹿にしてきた旧民主党の御家芸です。みっともないですね。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『朗かに歩め』です。

 

純朴な娘と出会ったことでヤクザ稼業から足を洗おうとする男をヤクザ仲間は許さない。1930年公開作品。監督は小津安二郎で、出演は高田稔、川崎弘子、鈴木歌子、吉谷久雄、毛利輝夫、伊達里子、阪本武。

 

小津安二郎が戦前に監督した白黒サイレント映画です。当時の小津は洋画かぶれしていたので、モダンな作風に仕上がっています。

 

登場人物の服装を見れば、「洋服=金持ち、和服=庶民」という特徴があります。これが当時一般的だった偏見なのか、それとも映画的演出なのかは判断が付きかねます。おそらく両方でしょう。

 

ヤクザが中心人物であることから本作は広義のヤクザ映画に分類できます。小津のヤクザ映画と聞けば、意外性しかありません。正確に言えば、ヤクザが堅気になる話なので『幸福の黄色いハンカチ』など東映離脱後の高倉健主演作に近いのですけどね。

 

★★☆☆☆(2025年2月15日(土)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

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