【映画評】野いちご | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。メダル獲得できなかった代表選手を誹謗中傷するメダル気狂い(©千葉すず)は、メダル獲得を国威発揚に利用する田吾作発展途上国にしかいないはずです。日本は先進国ではなく、そういう国ですか?

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『野いちご』です。

 

名誉博士号を授与されることになった老教授が車で授与式場へと向かう道のりを、老教授の回想や悪夢を織り交ぜながら描いていく(映画.comより引用)。1957年製作のスウェーデン映画で、1962年日本公開作品。監督はイングマール・ベルイマンで、出演はヴィクテル・シェストレム、ビビ・アンデショーン、イングリッド・チューリン、グンナール・ビョルンストランド、マックス・フォン・シドー、グンネル・リンドブロム。

 

イングマール・ベルイマンが『第七の封印』に続いて監督した老人映画です。哲学的で芸術的な前作に比べ、話が具体的になっています(あくまで前作に比べたらのことですが)。

 

主人公である老教授が78歳という設定で、その役を演じるヴィクテル・シェストレムと同年齢です。そのため、演技にリアリティーがあります。シェストレムの本業が映画監督で俳優ではないことから、演者の素材そのもので勝負したということでしょう。

 

老教授の回想や悪夢のシーンと現実のシーンの撮り方が同じで、明確な境目がないのが分かり難いです。それが監督の意図するところであるのは理解できるとしても、私との相性が良くない映画なのです。

 

★★☆☆☆(2024年7月1日(月)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

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