【映画評】裸の夏 THE NAKED SUMMER | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。外国人観光客頼みの観光振興や農水産物の輸出促進によって、中国依存の弱い日本にしたのは安倍・菅政権です。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『裸の夏 THE NAKED SUMMER』です。

 

毎年、世界中から集まった経歴も参加目的も様々な若者たちが、大駱駝艦の団員らと共に麿の舞踏を体験している。毎日の過酷な練習を通して麿の基本思想“天賦典式”(この世に生まれ入ったことこそ大いなる才能とする)を実践しようとする若者たちの姿を、大駱駝艦35年の歴史を振り返りながら描いていく(映画.comより引用)。2008年公開作品。監督は岡部憲治で、出演は麿赤兒、大駱駝艦。

 

俳優であり、大森南朋の父親でもある麿赤兒の本業である舞踏を記録したドキュメンタリー映画です。麿が自ら白塗りメイクするシーンでは、本業だけに手慣れた感じで塗りたくっています。

 

大駱駝艦の夏季合宿は自然豊かな長野県白馬村で行われます。最終的にほぼ全裸で白塗り又は金粉塗りで踊る集団の合宿は、村民の理解がなければ出来ないでしょう。

 

合宿に参加している研修生たちには日本人だけでなく、外国人もいます。ダンス経験者だけでなく、ダンス未経験者もいます。その研修生たちが合宿を通じて舞踏家らしくなっていきます。

 

麿の舞踏のスタイルは肉体の動きを強調して見せることを目的とします。肉体の動きを見せる舞踏家は、自分の肉体を指先まで繊細にコントロールする技術を持っています。その技術が麿の俳優業にも活かされているのでしょう。

 

★★★☆☆(2023年8月5日(土)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

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