【映画評】モルグ 死霊病棟 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。中国や韓国が日本企業から技術を習得したのを「泥棒」呼ばわりするならば、明治時代に欧米から技術を習得した日本は元祖アジアの泥棒国家ですね。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『モルグ 死霊病棟』です。

 

電話しながら運転していた警備員ディエゴは、誤って人を轢いてしまう。動転して思わずその場から逃げ出し、自宅に戻るも気持ちが落ち着かない。その夜、ディエゴは臨時の仕事で、ある病院の夜警を担当することに。それは深夜の病棟を見回るだけの簡単な仕事のはずだった。やがて廊下から聞こえる物音や監視モニターに映る何かが気になり確かめに行ったディエゴは、死体安置所にたどり着く。そこで彼は、正気を失うほどの恐怖を体験する(映画.comより引用)。2020年日本公開作品。監督はウーゴ・カルドゾで、出演はパブロ・マルティネス、ウィリー・ヴィヤルバ、マリア・デル・マル・フェルナンデス、アベル・マルティネス。

 

パラグアイでヒットした低予算ホラー映画です。ハリウッドでのリメイクが決定しているそうです。世界各地にまで視野を広げ、新しい人材やアイデアを取り入れてきたから、ハリウッドは存続してきました。

 

実話に基づいているという触れ込みです。しかし病院関係者の噂話を取材して作ったそうなので、現実に起こった事件とは限りません。「本当にあった怖い話」や都市伝説に類するものです。

 

死体安置所で恐怖の一夜を過ごすディエゴ(パブロ・マルティネス)は万引きしたり、女好きだったりとクズ要素が強いので、酷い目に遭っても心が痛みません。むしろ自業自得や因果応報だから、「ざまあみろ」という気になります。

 

ホラー演出は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』や『パラノーマル・アクティビティ』、『リング』や『呪怨』などから寄せ集めた感じです。だから際立って目新しいものはありません。

 

せいぜいスマートフォンで撮った画像や動画に何か良からぬものが映り込むという、TikTok世代が思いつきそうな発想くらいのものです。テクノロジーの進歩に応じて新しい表現方法が生まれるのです。

 

★★☆☆☆(2023年2月24日(金)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

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