どうも。物事を解決するために議論するのが一般的です。しかし、一部の人々(というか自民党内のLGBT法案反対派)は時間稼ぎをして物事の結論をうやむやにするために「徹底した議論」を求めるようです。
それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『性獣のいけにえ』です。
拳銃を所持して逃亡中の青年が身を隠した洋館は犯罪者の隠れ家だった。1984年公開のピンク映画。監督は麿赤兒で、出演は三宅優司、紫衣名、花真衣、沙覇羅ナナ、伊藤清美、大杉漣。
麿赤兒が監督したピンク映画です。麿赤兒を知らない世代に説明すれば、白塗りで踊る舞踏家であり、大森南朋の父親です。
80年代のピンク映画なので、私が知っている(=顔と名前が一致する)出演者がほとんどいません。知っているのは大杉漣くらいのものです。
唐十郎の状況劇場に出演していた麿監督だけに、全体的にアングラ演劇の匂いがします。ストーリーは難解かつシュールなので、ビジュアルを感覚的に楽しめば良いでしょう。
舞台をメインに活動する麿監督は、舞台で出来ないことを映画で試そうとしていた感があります。ラストの「裸体万華鏡」は、その最たるものなのです。
★★☆☆☆(2023年2月9日(木)インターネット配信動画で鑑賞)
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