どうも。コロナ死者数が増加中に政府が5類移行を検討するのは、自宅が火事で燃えている最中に後で建てる家の相談をするくらい狂っています。まず目前の火事を消せよ、ボケ!
それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『ダーティハリー5』です。
自らも標的にされた連続殺人事件に立ち向かうハリー・キャラハン刑事の活躍を描く(映画.comより引用)。1988年日本公開作品。監督はバディ・ヴァン・ホーンで、出演はクリント・イーストウッド、パトリシア・クラークソン、リーアム・ニーソン、エヴァン・C・キム、デヴィッド・ハント、ジム・キャリー。
クリント・イーストウッド主演シリーズ第5作にして最終作です。イーストウッドにとっては2年間のカーメル市長職を退いてから初めての映画出演です。
ブレイク前のリーアム・ニーソンとジム・キャリーが出演しています。今のニーソンはイーストウッドから「アクションおやじ」の地位を継承したかのような活躍をしています。
本作におけるハリーの相棒は中国人のクワン(エヴァン・C・キム)です。これまで有色人種や女性などアメリカ社会におけるマイノリティを相棒にしてきたシリーズらしい人選です。クワンはカンフーの使い手なので、もしジャッキー・チェンが同役を演じていたら本作の価値は上がっていたでしょう。
ハリーを狙う真犯人は精神異常者でありながら、法律の欠陥によって野放しにされています。これは凶悪犯が法制度によって釈放されてしまう第1作『ダーティハリー』への原点回帰のようです。
悪に対する容赦なさは一貫して変わらないハリーですが、80年代後半という時代の軽薄さの中では浮いていると感じざるを得ないのです。
★★★☆☆(2022年12月26日(月)インターネット配信動画で鑑賞)
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