どうも。平日も土日祝日も関係なく働いている自営業なので、年末年始に実感が湧きません。
それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『ブロードウェイの子守唄』です。
スター歌手の母親に会うため、イギリスからアメリカに渡ってきたメリンダだが、母親が落ちぶれて場末の歌手になっていることを知らなかった。1951年製作のアメリカ映画で、日本劇場未公開作品。監督はデヴィッド・バトラーで、出演はドリス・デイ、ジーン・ネルソン、S・Z・サカール、ビリー・デ・ウルフ、グラディス・ジョージ、フローレンス・ベイツ、アン・トリオラ。
ドリス・デイ主演のミュージカル映画です。ドリスはアルフレッド・ヒッチコック監督の『知りすぎていた男』に出演し、主題歌の「ケ・セラ・セラ」を歌いました。
コメディ調のストーリーは、ありきたりで珍しくないものです。しかし、それを補うかのように歌とダンスに注力されています。ミュージカルの本場であるアメリカの実力を見せられ、歌とダンスはエンターテインメントの王道だと思い知らされます。
歌とダンスは生のライブで観るのが最高でしょう。それでも、映画で歌とダンスを表現することに意味はあります。視点を変えたり、寄ったり引いたりすることによって、表現の効果が違ってくるからです。
本作が日本で公開されなかったのは、当時の日本人の多くはミュージカル映画に馴染みがなかったからでしょう。そして、その気質は今もなお日本に根強く残っているのです。
★★★☆☆(2022年12月13日(火)インターネット配信動画で鑑賞)
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