【映画評】不良番長 一攫千金 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。プロの芸人のネタやプロの審査員の審査をネットで叩く素人お笑い評論家こそ、M-1グランプリ2022で優勝したウエストランドが決勝ネタで罵倒した対象ですけどね。自分のやっていることが分からないバカなのでしょうか。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『不良番長 一攫千金』です。

 

造船会社の汚職をネタに銭儲けを企むカポネ団と、それを阻むヤクザ組織との激しい対立が展開する(東映ビデオオフィシャルサイトより引用)。1970年公開作品。監督は野田幸男で、出演は梅宮辰夫、谷隼人、大信田礼子、夏珠美、八代万智子、山城新伍、鈴木やすし、和田アキ子、田中春男、大泉滉、由利徹、須賀不二男、佐々木孝丸、富田仲次郎、山本麟一、菅原文太。

 

梅宮辰夫主演の人気シリーズ第7作です。今ならセクハラ案件の下ネタで笑い、仲間たちの死で泣き、アクションシーンで手に汗握るという娯楽映画のツボを押さえた作品です。

 

娯楽映画にとって分かりやすさは重要です。本シリーズは「カポネ団がヤクザ組織と対立→カポネ団の仲間が殺される→カポネ団がヤクザ組織に復讐して皆殺し」という基本的な展開が同じで、本作もそれを踏襲しています。

 

本作で注目すべきは、和田アキ子映画初出演作品であることです。『女番長 野良猫ロック』より先に公開されましたから。だから大阪弁でまくし立て、縄張りではしゃぐカポネ団をシメる姿は演技ではなく、素に近い状態ではないかと思ってしまいました。

 

観客を楽しませることを最優先にしたため、確かにストーリー展開は雑です。しかし、ラストの銃撃戦の勢いで、細かいことはどうでもよくなるのです。

 

★★★☆☆(2022年12月7日(水)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

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