アントニオ猪木さん死去 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

プロレス界のスーパースター、アントニオ猪木さん(本名猪木寛至)が1日朝、都内で死去したことがわかった。79歳だった。

 

心臓の難病を患っていた猪木さんは昨年1月から体調を崩し、入退院を繰り返してきた。昨年3月には「猪木さんが亡くなった」との情報が流れ、打ち消すようにツイッターに「今日も一日リハビリを頑張りました。アントニオ猪木最強の敵と闘っています」と投稿。その後はSNS上で闘病の様子を公開していた。

 

昨年11月にはNHK・BSプレミアムでは、猪木さんの闘病生活に密着したドキュメンタリー番組が放送された。番組では病名が「全身性トランスサイレチンアミロイドーシス」と明かされ、番組は大きな反響を呼んだ。今年5月には青森を訪れるなど回復に向かっているとみられたが、心臓の病は悪化していたという。

 

猪木さんは力道山の弟子として故ジャイアント馬場さんと並び日本プロレス界を築き上げ、リング上では数々の激闘を演じてファンを沸かせた。1976年6月にはボクシング世界ヘビー級王者モハメド・アリとの〝世紀の一戦〟も実現させた。98年4月に引退後もプロレス・格闘技界の総帥として強い影響力と人気を誇った。

 

また、89年と2013年の参議院選挙で当選。政治家としても活躍した。

 

引用元:東スポWEB

 

猪木さんの功績については、1998年4月4日の東京ドーム引退試合での古舘伊知郎による前口上を超えるものはありません。インターネットで検索して、お読みください。

 

プロレスファンの多くが猪木さんに魅了され、信者化したのは、猪木さんのプロレス観や生き方が長い物に巻かれない反骨心や対抗心に基づいていたからです。プロレスの王道であるジャイアント馬場のプロレス観に対抗するストロングスタイルや異種格闘技戦。プロレスを蔑む世間に対抗するスポーツ平和党からの政界進出。もし猪木さんが従来のプロレス観から逸脱せずに新日本プロレスを旗揚げしなかったら、また政界進出するにしても与党である自民党に所属していたら、熱狂的な猪木信者は生まれなかったでしょう。

 

上記記事中にあるNHK・BSプレミアムのドキュメンタリー番組は『燃える闘魂 ラストスタンド ~アントニオ猪木 病床からのメッセージ~』であり、これをプロデュースした元プロレスラーの鈴木健三(KENSO)が毎年製作しているプロレス・ドキュメンタリー番組は『反骨のプロレス魂』です。反骨のプロレス魂の究極にあるのが猪木イズムなのです。

 

猪木さんの名言は数々ありますが、私が一番心に刻んでいるのは至ってマイナーなものです。環境問題について聞かれた猪木さんが「ジャングルが減っているからジャングルを守れと言うが、ジャングルが無ければジャングルを作ればいいじゃないか」という趣旨の発言をしたことです。あまり知られていない発言ですが、私の生きる指針の一つになっています。

 

猪木さんのご冥福をお祈りします。

 

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