【映画評】ファンタズム(2014年公開版) | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。ここ数年の国政選挙で、れいわ新選組→NHK党→参政党という支持遍歴を歩んできた人は大人として信用に値しません。流行物に直ぐ飛びつくバカですから。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『ファンタズム』です。

 

事故死した息子に会いたいあまり、母親が降霊術を行ったため、家族が怪奇現象に襲われる。2014年公開作品。監督は武田真悟で、出演は辰巳蒼生、長宗我部陽子、末永みゆ、山本凪音、田口甫。

 

日本の低予算ホラー映画です。国内の映画祭で受賞していますが、一般劇場で公開されたかは分かりません。同タイトルの洋画ホラーとは無関係です。

 

低予算ゆえにVFXを用いた恐怖演出に頼らず、全体的に暗いムードを漂わせることによってホラー映画らしく仕上げています。正統派のJホラーだと言えます。

 

ホラー映画というジャンルでありながら、物語の核になっているのは家族関係です。親子、夫婦、姉弟それぞれの思いが描かれています。ただ怖がらせたり、グロいものを見せたりする単純な見世物ではありません。

 

ラストは父と子の関係が描かれ、一見すると良い話のようです。しかし、私としては残された家族のことを思えば、自分勝手で無責任な父親としか思えないのです。

 

★★☆☆☆(2022年8月25日(木)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

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