アカツキ著『味のプロレス オールスター編2』(新紀元社発行・税別1,300円)を読みました。
表紙は武藤敬司と三沢光晴です。二人とも日本を代表する天才レスラーでしたが、全盛期にシングルマッチを実現することなく、三沢が急逝してしまいました。来年春までに引退する武藤は、三沢が創立したプロレスリングノアに所属し、引退までのカウントダウンマッチを行います。ドラマティックな人生の二人です。
主に80~90年代のプロレスネタを四コマ漫画にしています。だから40歳以上のプロレスファンのツボに入ります。オカダカズチカや内藤哲也を知っていても、長州力や天龍源一郎を滑舌の悪いおじさんとしか認識していない若いファンにも読んでもらいたいです。
プロレスファンの私でもゼロ年代半ばから暫くの間、プロレスから遠ざかった時期がありました。いわゆる「新日暗黒時代」の頃です。しかし2015年頃から再び興味を持ち、そのプロレス史の欠落を埋めてきました。点=試合を観るだけでなく、点と点を結んで線=ストーリーにするのもプロレスの楽しみ方です。
先ほど若いファンに昔のプロレスネタを知ってもらいたいと書きましたが、昔のプロレスしか知らない、かつてのプロレスファンが本書を読んでプロレス熱を再燃させることも望んでいます。そして、どちらの場合も点と点を結んだストーリーを楽しんで欲しいのです。
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