どうも。原発推進に多額の税金を使った政府が、原発事故について無責任というのは何なのでしょうね。
それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『日本の夜 女・女・女物語』です。
1964年に開催された東京オリンピックの前年、当時の女性風俗を赤裸々に記録したドキュメンタリー映画。1963年公開作品。監督は武智鉄二。
監督の武智鉄二は、後に“本番映画”である『白日夢』を監督しました。武智は性にこだわる作風のようです。
本作に登場する日本人女性の体形は、現代の日本人女性に比べ、かなり異なります。約60年の時の流れが為せる業です。
本作のようなドキュメンタリー映画は、エロいものを見たいという本音をジャーナリズムで隠すものです。かつて放送されていた紀行番組『すばらしい世界旅行』でお茶の間に流れた裸族の映像を、お父さんがバレないようにエロい目で見るという構図と同じです。
このエロを堂々と出せない姿勢は、いかにも昭和のサラリーマンおっさん的で、正直なところ興醒めさせるのです。
★☆☆☆☆(2022年5月26日(木)インターネット配信動画で鑑賞)
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