どうも。安倍晋三や佐竹敬久が言うように防衛費増大・憲法改正・核武装を行えば、敵国条項(国連憲章第53条)を根拠にして常任理事国であるロシアや中国が合法的に日本を攻撃する可能性があります。安倍も佐竹もバカ殿だから知らないのでしょうね。
それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『性の復讐』です。
ブエノスアイレスで連続して起こった誘拐事件が変態科学者の仕業だと記者が突き止める。1969年製作のアルゼンチン映画で、日本劇場未公開作品。監督はエミリオ・ヴィエイラで、出演はリカルド・バウレオ、グロリア・プラット、アルド・バルベロ。
アルゼンチン製のSFホラー映画という珍品です。Amazon Prime Videoで観ることができました。
1969年なのにモノクロ映画で、特撮や恐怖描写は至ってチープです。本作が当時のアルゼンチン映画における最先端だとしたら、当時のアルゼンチンは映画後進国だったのでしょう。
ネット配信版は上映時間68分ですが、オリジナル版は87分だそうです。カットされたのは濡れ場シーンらしく、本作はホラーというよりポルノに近いのかもしれません。
本作の変態科学者は性交時に発生するパワーを発見し、それによって世界を支配しようと妄想します。原題を直訳した「性の復讐」とは社会的に抑圧されてきたセックスの解放を意味し、それは公開当時の社会的ムーブメントを取り入れたものだと解せば、本作が少しは高尚なものに見えてくるのです。
★☆☆☆☆(2022年4月20日(水)インターネット配信動画で鑑賞)
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