【映画評】血の祝祭日 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。選挙が近づくと与党が給付金バラマキ政策を打ち出します。「人の心は金で買える」と思っている奴らを当選させてはいけないと思いますけどね。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『血の祝祭日』です。

 

エジプト料理店を営む男ラムゼスは、古代エジプトの女神イシュタールの崇拝者だった。自らを高僧の生まれ変わりだと信じるラムゼスは、若い女性を惨殺してはその体の一部を神に捧げるという凶行を繰り返していく(映画.comより引用)。1963年製作のアメリカ映画で、2012年日本公開作品。監督はハーシェル・ゴードン・ルイスで、出演はマット・アーノルド、ウィリアム・カーウィン、コニー・メイソン。

 

“ゴッドファーザー・オブ・ゴア”ハーシェル・ゴードン・ルイス監督による世界初のスプラッター映画です。その血みどろ描写は公開当時に非難されたそうですが、興行的に成功を収めました。

 

低予算映画なので、ルイスが撮影も音楽も兼務しています。だからカメラアングルが平凡であり、BGMが安っぽくてワンパターンという欠点があります。

 

また残虐描写で見せる内臓が近所の肉屋で購入した牛や豚のホルモンだと丸分かりのレベルです。『徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑』を思い出しました。

 

本作は正真正銘のB級映画です。しかしルイスがメジャー映画会社から離れたポジションでも映画を作れることを実証した歴史的意義は大きいのです。

 

★★☆☆☆(2022年4月10日(日)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

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