ロシア、軍事作戦の第1段階ほぼ完了 ロ軍死者1351人=国防省
[ロンドン 25日 ロイター] - ロシア国防省は25日、ウクライナにおける「軍事作戦」の第一段階はほぼ完了したとし、ウクライナ東部ドンバス地域の完全「解放」に焦点を当てると表明した。
国防省の発表は、ロシアがウクライナの激しい抵抗に直面する中、より限定された目標に切り替えている可能性を示唆した。
ロシア国営通信社によると、ドンバス地域では現在、親ロシア派がルガンスクの93%、ドネツクの54%を掌握しているという。
国防省はまた、他のウクライナ都市を攻撃する可能性も排除しないとしたほか、ウクライナ上空に飛行禁止区域を設置するいかなる試みにも直ちに対抗すると言明した。
また、ウクライナの戦闘でこれまでにロシア軍の死者は1351人、負傷者は3825人になったと発表。その上で、プーチン大統領が設定した目標を達成するまで、「作戦」は続けられるとした。
転載元:ロイター
【ここから私の意見】
ロシアのプーチン大統領が48時間で首都キエフを陥落できると勇ましく始めたウクライナ侵攻ですが、ウクライナ軍の抵抗により1ヶ月が過ぎた今でもキエフ包囲網すら達成できていません。
そのため、ロシア国防省は「ウクライナにおける『軍事作戦』の第一段階はほぼ完了したとし、ウクライナ東部ドンバス地域の完全『解放』に焦点を当てる」と「作戦」変更を発表しました。この記事を読み、私は思い出しました。
戦時中の大日本帝国は南太平洋方面戦線において新作戦の基礎を確立したとし、軍の撤退を「転進」と言い換えて劣勢を認めなかったという歴史的事実があります。こうして他方面でも「転進」を続けた大日本帝国が、どのような末路を辿ったのかは義務教育レベルの日本史を学んでいれば、お分かりでしょう。
歴史は繰り返され、バカなファシストがバカな過ちをするのも歴史の法則です。「プーチンは嫌いになっても、ロシアは嫌いにならないでください!」(前田敦子のパクリ)というスタンスの私としては、一刻も早くプーチンのクソ野郎が権力者の座から叩き落されることを願うのです。
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