【映画評】ザ・リング リバース | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。立憲民主党が共産党を切ったところで、自民党支持者が振り向いてくれることは100%ありません。野党共闘に基づく候補者一本化で上積みされた共産党の票が分断され、自民党の支配がより強化されるだけです。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『ザ・リング リバース』です。

 

「見た者は必ず7日後に死ぬ」と言われる呪いのビデオを見てしまったジュリアは、呪いの連鎖を断ち切るため、恋人のホルトとともに呪いのビデオの謎を解き明かそうとする。やがて、ひとりの少女の存在にたどり着いたジュリアだったが、その少女との出会いが更なる恐怖の幕開けとなる(映画.comより引用)。2018年日本公開作品。監督はF・ハヴィエル・グティエレスで、出演はマチルダ・ロッソ、アレックス・ロー、ジョニー・ガレッキ、ヴィンセント・ドノフリオ。

 

鈴木光司の小説を原作としていますが、呪ってくるのがサマラなのでアメリカ版の「ザ・リング」シリーズの流れにある作品です。貞子が呪ってくる日本版の「リング」シリーズの流れとは別物です。

 

別物であっても、オリジナルである「リング」シリーズにおける水のイメージを用いた恐怖演出は本作にも採用されています。ジュリア(マチルダ・ロッソ)とホルト(アレックス・ロー)が呪いのビデオの謎を追うストーリーの大筋は、『リング』も『ザ・リング』も踏襲しています。

 

それでいて呪いのビデオを呪いの動画にするという時代に合わせた改変も加えています。またジュリアが地下室に閉じ込められるシーンでは、流行りのPOV(主観映像)を取り入れ、終盤では『ドント・ブリーズ』のパクリ(?)もあります。

 

これらの工夫をした甲斐があったのか、貞子3D』よりずっと鑑賞に堪え得るホラー映画に仕上がっています。それでも本作のクオリティーが「ザ・リング」シリーズの限界であり、『貞子vs伽椰子』のように別次元で勝負する以外に打開策はなさそうです。

 

★★★☆☆(2021年11月5日(金)DVD鑑賞)

 

 

 

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