桑田佳祐『ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し』を聴いて⑥ | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

桑田佳祐の新作EP(ミニアルバム)『ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し』を聴きました。

 

ラストの6曲目は鬼灯です。

 

穏やかな曲調の反戦歌です。それは「紅燃ゆる海の彼方へ ひとり君は征くのか?」や「内地の桜を もう一度見たかった」という歌詞で分かります。日本における反戦歌は怒りや悲しみを煽るような曲調で、直接的な反戦メッセージを歌詞にしたようなイメージがあります。それが悪いことだとは言いません。しかし、その生真面目さが世間から敬遠される一因であるとも言えます。外国における反戦歌は、例えばボブ・ディランの『風に吹かれて』のように、淡々とした曲調で、政治性や社会性を強調しない抽象的な歌詞にしたものがあります。日本の反戦歌も、そうできないのでしょうか。政治と音楽の関係が度々取り沙汰される時代に、桑田は更なる音楽の可能性を模索しているのです。

 

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