どうも。今の調子で政治日程が進めば、現在の衆議院議員の任期が4年を超えてしまいます。これは憲法第45条違反です。憲法改正して緊急事態条項を入れなくても、任期延長できるのです。それなら緊急事態条項は要りませんね。
それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『マッハ!弐』です。
15世紀頃の、アユタヤ王国による侵略が進むタイ。家臣ラーチャセーナによるクーデターで国王とその妻が殺害されるが、息子のティンは悪名高い山賊「ガルーダの翼峰」に救出され、彼らの暮らす山奥の村で生活を始める。そこでムエタイ、剣術、カンフーなどさまざまな格闘技の修行を積み、最強戦士へと成長したティンは、ラーチャセーナへの復讐を誓う(映画.comより引用)。2010年日本公開作品。監督はトニー・ジャーとパンナー・リットグライで、出演はトニー・ジャー、ソーラポン・チャートリー、サルンヨー・ウォングックラチャン、ニルット・シリジャンヤー、ダン・チューポン、サンスティク・プロムシリ、ペットターイ・ウォンカムラオ。
タイのアクションスター、トニー・ジャーが主演した『マッハ!』の続編です。続編であっても前作の後日譚ではなく、前作の主人公の前世という設定です。輪廻転生を信じる仏教国タイらしい設定です。
CGなし・ワイヤーなし・スタントマンなし・早回しなしで体を張ったアクションシーンは前作と同じです。タイの格闘技ムエタイをベースにしたアクションは、肘と膝を有効に使った独特な動きです。血が飛び散り、骨が砕ける残虐アクションは、インドネシア映画『ザ・レイド』に通じるものがあります。
主人公に剣術を教える山賊が日本刀を用いるので、日本人武術家という設定でしょう。しかし、その服装が15世紀という時代設定に合っていません。まあ、本作はジャーの驚異的アクションを観ることが目的なので、細かいことは気にしないのでしょう。
確かにアクションシーンは見応えがあるクオリティーです。しかし、ストーリー展開が雑です。調べてみると、撮影途中で製作資金が底を尽き、監督も務めたジャーが失踪したので、パンナー・リットグライが監督になって130分くらいの内容を98分に編集したそうです。そうだと知れば、納得の出来なのです。
★★★☆☆(2021年9月8日(水)DVD鑑賞)
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