【映画評】パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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どうも。オリンピックを見せておけばコロナのことなんて忘れるだろうとナメられています。馬鹿にされています。侮られています。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』です。

 

月光の下では生きた白骨と化す呪われた海賊たち。その呪いを解く鍵となるペンダントを持つのは、総督の娘エリザベス。彼女が海賊達に連れ去られ、彼女に恋する青年ウィルは、海賊スパロウ船長に協力を仰いで、彼女の救出に向かう(映画.comより引用)。2003年日本公開作品。監督はゴア・ヴァービンスキーで、出演はジョニー・デップ、ジェフリー・ラッシュ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、ジョナサン・プライス。

 

ディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」をモチーフにしたアクション映画です。本作のヒットによってシリーズ化され、全5作も作られています。

 

悪いけど憎めないキャラクターである海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)が主役です。真面目な正義漢であるウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)を主役にしないところが今風です。ディズニーがジャックのようなキャラクターを許容したことと、ダークヒーロー揃いのマーヴェル・コミックがディズニー傘下に入ったことは無関係ではないでしょう。

 

ジェリー・ブラッカイマー製作なので、単純明快なエンターテインメント作品に仕上がっています。それでいて生きた白骨のアクションシーンはレイ・ハリーハウゼンの特撮映画へのオマージュであるという映画愛を見せます。

 

海賊は反社会的勢力であり、極悪非道なアウトローです。だからと言って壊滅させることなく、共生する途を選ぶのが賢明な社会であるというラストになっています。こうした姿勢も時代に合わせた今風なのです。

 

★★★☆☆(2021年7月3日(土)DVD鑑賞)

 

 

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