【映画評】白蛇伝 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。開催ギリギリで中止になるオリンピックは、後世への教訓として負のレガシー(遺産)になり得ます。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『白蛇伝』です。

 

白蛇の化身である娘と、人間の少年の愛を綴るアニメ映画。1958年公開作品。監督は薮下泰司で、声の出演は森繁久彌、宮城まり子。

 

東映動画スタジオが製作した、日本最初の総天然色長篇漫画映画です。NHK連続テレビ小説『なつぞら』の劇中に登場した『白蛇姫』の元ネタです。

 

中国の民話を基にしています。事前情報なしで観れば、中国製アニメの日本語吹替版だと勘違いするかもしれません。

 

声の出演は森繁久彌と宮城まり子の二人です。その二人が役によって声色を変えながら演じます。それゆえラジオドラマに絵を当てたような印象を受けます。

 

現代のアニメと比べれば、作画技術が稚拙であることは間違いありません。しかし、当時の作り手が感じたであろう、絵を動かせることに対する素朴な喜びは何となく伝わってくるのです。

 

★★☆☆☆(2021年6月1日(火)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

 

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