BS朝日で毎週土曜日午後5時から『御法度落語 おなじはなし寄席!』が放送されています(番組詳細はこちら)。
落語界ではタブーとされている「同じ日に同じ場所で同じ噺をする」をブチ破る画期的な番組です。しかも、同じ噺を江戸落語と上方落語それぞれの噺家が演じるという東西比較までやっています。
第1回は江戸の『時そば』と上方の『時うどん』、第2回は江戸の『長屋の花見』と上方の『貧乏花見』でした。同じ噺でも東西でテイストが異なります。そこに噺家の個性が加わるので、同じ噺を続けて聴いているにもかかわらず、飽きません。先攻の噺家が使った言葉を、後攻の噺家がアドリブで変更して使わないというプロフェッショナルの芸とプライドを感じる技巧もあります。
番組ナビゲーターは千原ジュニアです。噺家ではないジュニアが、この落語の面白さを掘り下げる番組に関わるのは、彼の笑いに対する探求心の表れです。
明日(1月23日)の第3回は、江戸の『酢豆腐』と上方の『ちりとてちん』です。企画の性質上、そう長くは続かない番組なので、お笑い好きや落語好きの方は早めに要チェックなのです。
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