【映画評】恋愛アパート | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。予想が外れて、マヂカルラブリーがM-1グランプリ2020王者になりました。村上のツッコミが上手くなって、野田クリスタルの動きボケを説明できているのが3年前との違いです。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『恋愛アパート』です。

 

帰還兵の夫が不在の間に、夫に無断でアパートを買い取って大家となったコニー。そんな彼女のアパートで起こる住人たちとの人間模様を描く(KINENOTEより引用)。1951年製作のアメリカ映画で、日本劇場未公開作品。監督はジョセフ・M・ニューマンで、出演はジューン・ヘイヴァー、ウィリアム・ランディガン、フランク・フェイ、マリリン・モンロー、マリー・ブレイク。

 

邦題だけ聞けば、「テラスハウス」のような話(若い男女がアパートの共同生活で恋愛)を想像してしまいます。しかし、主人公はアパートの大家夫婦であり、登場人物がそれほど若くありません。予想とは違う内容です。

 

大家夫婦の夫であるジム(ウィリアム・ランディガン)の戦友役として、マリリン・モンローが出演しています。セクシー過ぎるあまり、妻コニー(ジューン・ヘイヴァー)に焼き餅を焼かせる役割です。初期のモンローは、「芸能人水泳大会」におけるポロリ要員みたいな役ばかりです。

 

アパート経営の難しさ、コニーの焼き餅で夫婦関係がギクシャクします。また、アパートの住人である老紳士チャーリー(フランク・フェイ)の秘密は、結婚に関するものです。そう考えれば、本作で描かれているのは恋愛ではなく、結婚でしょう。やはり「恋愛アパート」という邦題は、内容に合っていないような気がするのです。

 

★★☆☆☆(2020年12月11日(金)DVD鑑賞)

 

 

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