【映画評】私を野球につれてって | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。小学校低学年男子が小学校高学年女子を好きになれば、同級生から「熟女好き」呼ばわりされるのでしょうか。また小学校高学年男子が小学校低学年女子を好きになれば、同級生から「ロリコン」呼ばわりされるのでしょうか。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『私を野球につれてって』です。

 

プロ野球選手と舞台芸人の二足の草鞋を履くエディーとデニスが、野球と恋に頑張るミュージカル映画。1949年製作のアメリカ映画で、日本劇場未公開作品。監督はバスビー・バークレーで、出演はジーン・ケリー、フランク・シナトラ、エスター・ウィリアムズ、ベティー・ギャレット。

 

本作がジーン・ケリーとフランク・シナトラのダブル主演でありながら、日本劇場未公開であるのは意外です。それでも後世の作品に影響を与えています。邦題が『私をスキーに連れてって』の元ネタであり、遺産相続により女性が新しい球団オーナーになるのは『メジャーリーグ』と同じです。

 

劇中にセオドア・ルーズベルト大統領の始球式があるので、時代設定は20世紀初頭であると分かります。当時、黒人選手は黒人リーグでしかプレーできなかったので、本作のプロ野球チームに黒人選手は一人もいません(ジャッキー・ロビンソンが黒人初のメジャーリーガーになるのは1947年のことです)。このように黒人差別が平然と行われている状況でありながら、白人の登場人物たちが「本当のU.S.A」と歌うのは如何なものでしょう。

 

本作はスポーツ映画ではなく、ミュージカル映画です。野球をバスケットボールやフットボールに置き換えても、それなりに話が成立します。

 

ストーリーは先の展開を読み易い平凡なものなので、難しく考えず、単純にケリーの踊りとシナトラの歌を楽しめばいい映画なのです。

 

★★★☆☆(2020年11月6日(金)DVD鑑賞)

 

 

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