【映画評】ランペイジ 巨獣大乱闘 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。国会を愚弄する嘘つき安倍の虚偽答弁を擁護し、「野党は桜(を見る会)ばっかり」などと批判していた寝ぼけバカは、熱い味噌汁で顔を洗ってから出直して来てください。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『ランペイジ 巨獣大乱闘』です。

 

ある遺伝子実験の失敗によってゴリラ、オオカミ、ワニの3頭が巨大化し、凶暴化してしまう。さまざまな動物の長所を取り入れた遺伝子によって巨獣と化した3頭の動物たちには、軍による攻撃も効果がない。巨獣たちはやがて大都会シカゴへと到達し、街中で破壊活動を繰り広げる(映画.comより引用)。2018年日本公開作品。監督はブラッド・ペイトンで、出演はドウェイン・ジョンソン、ナオミ・ハリス、マリン・アッカーマン、ジェイク・レイシー、ジェフリー・ディーン・モーガン。

 

主演のドウェイン・ジョンソンは、世界一のプロレス団体WWEのスーパースター「ザ・ロック」です。それでありながら、シルヴェスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガーから続くマッチョ系アクション俳優としては、現役トップクラスの地位にあります。プロレス界でも映画界でもスーパースターになったのは、ジョンソンだけです。

 

ジョンソンが演じるデイヴィスは、動物学者にしては体格が良く、戦闘能力が高い設定です。その理由は劇中で明かされ、そうした設定にしておかなければ、デイヴィスが度重なる危機を乗り越えられないからでしょう。

 

本作で巨大化するのはゴリラ、オオカミ、ワニです。それぞれCG技術によってリアルに作られています。昔の東宝特撮映画であれば「三大怪獣決戦」と名付けられる子供向けのアイデアを、きちんと金をかけて大人も楽しめるエンターテインメントにするハリウッドの力は凄いです。

 

ところで、ゴリラとワニの対決は来年公開予定のゴジラVSコング(仮題)』を先取りしたものでしょうか。同作のスタッフは自分のネタをパクられたような、少し嫌な感じで本作を観たかもしれません。

 

本作で動物たちが巨大化したのは、一儲けしようと目論んだワイデン姉弟(マリン・アッカーマン、ジェイク・レイシー)の会社が遺伝子実験に失敗したからです。太平洋上の水爆実験でゴジラが目覚めたように、愚かな人間の欲望が凶暴な獣を作り出すのは怪獣映画の王道です。

 

本作は原題も「ランペイジ(Rampage)」です。それには、地球にとって本当のランペイジ(暴れ者)は巨獣なのか人間なのかという問いかけが含まれているのです。

 

★★★☆☆(2020年10月29日(木)DVD鑑賞)

 

 

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