【映画評】10 クローバーフィールド・レーン | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。はんこ廃止を徹底するならば、天皇が捺す御璽と国璽も廃止しましょう。「聖域なき」は口先だけですか?

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『10 クローバーフィールド・レーン』です。

 

恋人と別れた女性ミシェルは車を運転中に事故に遭い、気を失う。気が付くと見知らぬシェルターの中で目を覚まし、そこには「君を救うためにここへ連れてきた」と話す見知らぬ男がいた。男はシェルターの外の世界はすでに滅びたと主張し、ミシェルと男の奇妙な共同生活が始まるのだが……(映画.comより引用)。2016年日本公開作品。監督はダン・トラクテンバーグで、出演はメアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジョン・グッドマン、ジョン・ギャラガーJr.。

 

クローバーフィールド HAKAISYA』のJ・J・エイブラムスが製作しました。同作の続編のようでありながら、続編ではありません。設定にズレがありますから。しかし、世界観は共有されています。

 

序盤は『ソウ』のような密室スリラーだと予想して、物語が進んでいくと、ジャンルが変わります。ミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)を連れてきたハワード(ジョン・グッドマン)が善人なのか、それとも悪人なのかも分かりません。観客に謎を投げかけ、予想を裏切るエンターテインメント作品です。

 

そのため、本作がアメリカで公開される前、予告編など情報公開は制限されていました。観客には予備知識ゼロの状態で鑑賞してもらい、新鮮な驚きと感動を味わってもらうためです。ところが、日本で公開される前、日本版予告編やポスター(DVDジャケットと同じ)で多少ネタバレしました。配給会社の宣伝担当者は野暮なことをしでかしたものです。

 

ここで本作の内容を詳しく書くと、ネタバレになるかもしれないので書けません。そうならない程度に書けば、外界との接触を避け、シェルター内に籠る生活は、新型コロナウィルス感染拡大下のステイホームを予見したかのようで、面白いのです。

 

★★★☆☆(2020年10月7日(水)DVD鑑賞)

 

 

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