古物を紹介しますけど、何か問題でも?
第8回は二銭銅貨です。
明治6年(1873年)から製造された直径約3㎝の硬貨です。明治4年(1871年)に出来た「円・銭・厘」という通貨単位は、まだ世間に浸透していなかったのかもしれません。通貨に記された「五十枚換一圓(=この硬貨五十枚で一円に換算します)」という文言が、それを思わせます。
裏面を見ると、この硬貨が明治7年製造だと分かります。
さて当時の2銭は、現在どれほどの価値があるのでしょう。明治時代前半の1円が現在の2万円に相当するという説があるので、それによれば当時の2銭は現在の400円に相当することになります。すなわち、この二銭銅貨は元祖ワンコインなのです。
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