精神論に頼る無能政府 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

新型コロナウィルス再感染爆発のおそれがある中、政府が景気回復のために実施しようとしている愚策「GO TO トラベルキャンペーン」において、高齢者や若者の宴会を伴う団体旅行を割引対象から除外する一方、修学旅行は割引対象として推進するという不可解な基準を持ち出しています。
 
修学旅行も三密状態が生じ易い団体旅行であり、都道府県を跨いで移動するので、感染リスクを高めることには、高齢者や若者の団体旅行と変わりありません。修学旅行に行った児童生徒が旅先で感染し、帰ってから家庭内感染で高齢者を重症化させるという最悪の事態も想定できます。
 
修学旅行を割引対象として認めた政府の判断は、修学旅行は児童生徒の教育という「正しい」目的だからウィルス感染しないというバカげた思考に基づいているのでしょう。逆に、大人が酒を飲んで騒ぐ宴会は「正しくない」ものだから、ウィルス感染するのだと。
 
この思考は、「夜の街」バッシングに通じるものがあります。「夜の街」で、ふしだらな「正しくない」行いに耽っている者がウィルス感染するのだというバカな思い込みです。「昼の街」でも、三密状態でコロナ対策せずに会議やランチ会食を行えば、ウィルス感染する可能性は大いにあります。
 
ウィルス感染を防ぐのに必要なのは、客観的データに基づく科学的思考です。主観的な道徳や倫理に基づく精神論などクソの役にも立ちません
 
戦前の日本は戦争遂行能力の無能を誤魔化すため、精神論に基づく愚策を国民に強制し、あの悲惨な末路を辿りました。現在の無能政府がコロナ対策に精神論を用いれば、日本はコロナに「敗戦」するでしょうね。
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