遅ればせながら、木村カエラのミニアルバム『ZIG ZAG』を聴きました。
全5曲ですが、1曲はリミックスバージョンなので、実質的には4曲です。前半の『ZIG ZAG feat. BIM』と『時計の針~愛してもあなたが遠くなるの~』、後半の『Wish upon a star』と『おはようSUN』の作風が異なるので、アルバムタイトルどおりのジグザグです。
本作のカエラは作詞とヴォーカルだけ担当し、作曲は別々の人物に委ねています。それが各曲の作風の違いを生んでいるのでしょう。しかし、歌詞と歌声がカエラであれば、それはカエラの世界になります。カエラは歌手ではなく、詩人に近いのかもしれません(作詞とヴォーカルだけでなく、アルバム全体のコンセプトもカエラのアイデアですから、芸術家とも言えます)。
『ZIG ZAG feat. BIM』において、「saku saku」(昔カエラが出演していたTVKの音楽番組)や「リンガディンドンリンガディンディンドン」のフレーズを入れる遊びによって、カエラは自分の年輪みたいなものを見せます。これで思い出すのは、桑田佳祐が『ヨシ子さん』において「笑ってもっとベイビー」という『いとしのエリー』のフレーズを入れたことです。こうした遊びは昔からのファンをニヤッとさせます。
カエラも桑田も同じビクターエンタテインメントのレーベルに所属しています(カエラは2013年に日本コロムビアから移籍)。その縁でコラボレーションできないでしょうか。Kaela KimuraとKeisuke KuwataのKKコンビで。
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