どうも。新型インフルエンザ等対策特別措置法は、新型コロナウィルス肺炎にも適用可能です。政府がこの法律を適用すれば、コロナ対策にも迅速かつ適切な対応ができたはずです。しかし、政府はまだ適用していません。おそらく同法が民主党政権時に制定された法律なので、「悪夢の民主党政権」が口癖の安倍首相は使いたくないのでしょう。無能な指導者のつまらない面子のために国民が殺されます。
それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『ザ・プレデター』です。
元特殊部隊員の傭兵クイン・マッケナは、メキシコのジャングルに墜落した宇宙船と、その船に乗っていたプレデターを目撃。プレデターの存在を隠匿しようとする政府に拘束されてしまう。クインは、墜落現場から持ち帰っていたプレデターのマスクと装置を自宅に送り届けていたが、クインの息子で天才的な頭脳をもつ少年ローリーが装置を起動させてしまう。装置から発せられるシグナルによってプレデターがローリーのもとに現れ、さらにそのプレデターを追い、遺伝子レベルでアップグレードした究極のプレデターまでもが姿を現す(映画.comより引用)。2018年日本公開作品。監督はシェーン・ブラックで、出演はボイド・ホルブルック、トレヴァンテ・ローズ、ジェイコブ・トレンブレイ、キーガン=マイケル・キー、オリヴィア・マン、トーマス・ジェーン、アルフィー・アレン、スターリング・K・ブラウン。
ドレッドヘアーがお似合いの凶悪宇宙人プレデターと人類の戦いを描くSFアクション映画です。劇中で語られるプレデターの目撃例が1987年と1997年であることから、本作が『プレデター』と『プレデター2』の続きであると分かります(『プレデター2』は1991年公開ですが、時代設定が1997年です)。『エイリアンVS.プレデター』と『AVP2 エイリアンVS.プレデター』は無かったことにされ、『プレデターズ』は本作より未来の話という時系列の解釈です。おそらくエイリアンの権利関係が問題なのだろうと想像できます。
1作目の『プレデター』には、屈強な軍人たちが「狩る側」から「(プレデターに)狩られる側」になる面白さがあります。それは本作でも踏襲され、戦闘のプロである軍人たちがプレデターによって虫けらのように殺されていきます。それ故、グロ描写多めです。
狩りを楽しむプレデターは、猟犬として宇宙犬を連れて地球に来ます。宇宙犬は地球の犬より大型で、人間より高い戦闘能力を有しています。しかし、クイン(ボイド・ホルブルック)たちとの戦闘中、頭を銃撃されたショックにより人間に対して従順になります。その後、宇宙犬がクインたちの窮地を救う場面があり、なかなかの忠犬ぶりを見せてくれます。
プレデターを狩る究極のプレデターの強さは、人間の遺伝子を組み込んだからです。強さだけでなく凶悪さも増しており、それが人間由来のものだと解釈できます。『エイリアン』シリーズでも、寄生した宿主の性質を吸収するエイリアンは、人間を宿主とすることで凶悪化します。絶えず地球上で戦争をしている人間の本能は凶悪なのでしょうね。
クインたちが窮地に陥っても運良く助かるという御都合主義的な部分があるのは否めません。しかし、アクション映画としては十分に合格点の出来です。
★★★☆☆(2020年2月12日(水)DVD鑑賞)
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ザ・プレデター
1,100円
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